1.三重県は、県内の低所得のひとり親世帯約1万1,500世帯にデジタル商品券等を交付する。
2.交付額は、令和8年2月分の児童扶養手当の対象児童1人につき2万円相当。
3.申請期限は8月31日で、オンライン申請が難しい場合は郵送申請にも対応する。

三重県子ども・福祉部家庭福祉・施設整備課は2026年6月9日、県内の低所得のひとり親世帯に、対象児童1人につき2万円相当のデジタル商品券等を交付すると公表した。事業名は「三重県低所得のひとり親生活応援事業」。食費等の物価高が長期化し、家計への影響を強く受けている世帯を支援する施策で、対象は約1万1,500世帯とされている。
交付対象者は、令和8年2月分の児童扶養手当が、三重県または県内市町により同年3月または4月に支給された人で、かつ三重県内に在住している人。交付内容は、児童扶養手当の対象児童1人につき2万円相当のデジタル商品券またはプリペイド方式の商品券となる。デジタル商品券は、希望によりWAON POINT eギフト、PayPayポイント、Amazonギフトカード等のギフトコードとして交付され、プリペイド方式ではバニラVisaギフトカードを交付する。
手続きでは、対象者に対し、申請案内通知「三重県低所得のひとり親世帯生活応援事業のご案内」を6月10日以降に順次発送する。案内通知に記載された専用ホームページからオンライン申請を行う。インターネットによる申請が難しく、申請書の郵送を希望する場合は、One Love Mie事務局に連絡する。申請期限は8月31日で、申請内容に不備がある場合は交付が遅れることがある。
デジタル商品券は、申請内容の審査完了後、引換方法を電子メールで案内する。プリペイド方式の商品券を希望した場合は、郵送で届ける。受領後は、12月31日までに利用または交換を行う必要がある。問い合わせ先は、委託先である株式会社JTB三重支店が担うOne Love Mie事務局で、フリーダイヤルは0120-220-528。受付時間は午前10時から午後6時までで、土日祝日も受け付ける。
人権上の論点は、物価高の影響が子どもの食事、学用品、日常の移動、家庭内の安心に及びやすい点にある。ひとり親世帯への支援は、保護者の家計支援であると同時に、子どもの生活を下支えする施策でもある。児童扶養手当の受給実績を基準に対象者を把握し、案内通知を直接送る仕組みは、申請情報にたどり着きにくい世帯を制度から漏らさないための方法となる。
デジタル商品券を基本としつつ、オンライン申請が難しい場合に郵送申請を用意している点も実務上の意味を持つ。支援策がデジタル化されるほど、端末、通信環境、メール利用、申請フォームの操作に不慣れな世帯が取り残されるおそれがある。三重県は、8月31日の申請期限までに対象世帯が手続きを終えられるよう、One Love Mie事務局を通じて申請方法を案内する。

