
人身取引は、性的サービスや労働を強要する重大な人権侵害です。人を物のように扱い、自由と尊厳を奪う行為であり、迅速かつ的確な対応が求められています。
人身取引の深刻さは、被害者が暴力や脅迫、借金、在留資格への不安、言語の壁などによって、助けを求めにくい状況に置かれる点にあります。そのため、表に見えにくくても被害は重く、長期化しやすい傾向があります。対応に必要なのは、取締りだけではありません。被害者の保護、相談体制の整備、生活再建や回復への支援まで含めて考えることが重要です。人身取引は、人間の尊厳そのものを踏みにじる行為です。
人身取引に関する主な相談・通報窓口
人身取引は、性的搾取、労働搾取、強制労働、借金や在留資格を利用した支配などが絡む重大な人権侵害です。危険が差し迫っている場合は110番通報してください。緊急でない相談や情報提供は、内容に応じて次の窓口を利用できます。
警察相談専用電話
電話:#9110
緊急ではないが警察に相談したい場合の全国共通番号です。人身取引が疑われる場合や、身近な人が支配・搾取されている可能性がある場合の相談先になります。緊急時は110番を利用してください。
匿名通報ダイヤル
電話:0120-924-839
人身取引事犯、児童虐待、少年福祉犯罪、薬物事犯など、潜在化しやすい犯罪について匿名で通報できる警察庁関連の窓口です。電話のほか、ウェブからの匿名通報も利用できます。
外国人在留総合インフォメーションセンター
電話:0570-013904
外国人の在留手続や在留資格に関する相談窓口です。外国人が人身取引や搾取の被害を受けている場合、在留資格や保護に関する相談先の確認に利用できます。
女性相談支援センター全国共通短縮ダイヤル
電話:#8778(はなそう なやみ)
性的搾取、暴力、居場所の喪失など、困難な問題を抱える女性の相談につながる全国共通短縮ダイヤルです。人身取引の被害が女性支援や保護につながる場合の入口になります。