世界の人権問題や国際的な人権制度に関するニュースを掲載します。国連や国際機関の動向、人権条約、各国の人権政策、難民・移民、子どもや女性の権利、障害者の権利、企業と人権などを中心に、国際的な基準と日本との関係も含めて背景や論点を解説します。
国際 包括的反差別法のアジア連盟発足 直接・間接・交差差別を横断
アジア各地の市民社会組織が包括的反差別法のための連盟を発足。直接差別、間接差別、交差差別から、実効的な救済と独立した平等機関の必要性まで整理する。
教育 大村市「難民のものがたり展」 UNHCR自治体ネットワーク署名から3年
大村市がミライon図書館で「難民のものがたり展」を開催。UNHCRの難民を支える自治体ネットワーク、難民条約との関係も解説する。
司法・制度 グアテマラ、先住民族指導者4人の刑事手続を打ち切り
グアテマラで2023年の抗議行動をめぐり訴追された先住民族指導者4人の刑事手続が終了。適正手続、集会の自由、先住民族の権利から整理する。
国際 国連人権理事会、スリランカ・アフガニスタン・高齢者の権利を審議
IMADRの国連人権アップデートから、スリランカ、アフガニスタン、高齢者の意思決定支援を整理。異なる制度領域で問われる権利保障を解説する。
司法・制度 逮捕後も警察署に留め置く「代用刑事施設」 8126人収容と防御権の論点
逮捕後の被疑者を拘置所ではなく警察署の留置施設に収容する「代用刑事施設」。2024年度の1日平均代替収容人員は8,126人だった。捜査と留置の分離、弁護人との接見、国連の勧告から制度の人権上の論点を整理する。
国際 日本語が分からなくても「同意」は成立するか 外国人患者と医療通訳
日本語を十分に理解できない外国人患者の医療同意はどう保障されるのか。厚生労働省の医療通訳育成カリキュラム、外国人患者受入れマニュアル、インフォームド・コンセント、家族通訳の課題を整理する。
司法・制度 大学に集められたアイヌ遺骨 1287体を集約した返還制度が問うもの
大学が研究目的などで収集・保管してきたアイヌ民族の遺骨。2019年には9大学から1,287体が白老町の慰霊施設へ集約された。返還制度の経緯、先住民族の権利、研究倫理上の論点を整理する。
ビジネス 三菱マテリアルが「現代奴隷・人身売買」声明を公表 カナダ・英国法が企業に求めるサプライチェーン人権対応とは
三菱マテリアルがカナダのサプライチェーン法に基づき、強制労働・児童労働防止の報告書を公表しました。英国現代奴隷法との違い、企業に求められる人権デューデリジェンス、サプライヤー管理の意味を解説します。
国際 ロヒンギャ難民120万人、支援縮小と危険な海路 映画『LOST LAND』上映会から見る「9年後」の現実
2017年の大規模避難から9年。バングラデシュには約120万人のロヒンギャ難民が暮らし、国際支援の資金不足や危険な海上移動が続いています。映画『LOST LAND』上映会を手がかりに現在の人権状況を整理します。
国際 インドネシアのハンセン病対策、重点5地域で428人を新規発見 早期診断と偏見解消を同時に進める理由
インドネシアの重点5地域で行われたハンセン病対策で、6万8733人の接触者から428人の患者を新たに発見。患者数増加の意味と、なぜ医療対策と偏見・差別対策を同時に進める必要があるのかを解説します。