山梨県、小学生図画コンクール9月11日締切

この記事のポイント

1.山梨県は、令和8年度「男女共同参画啓発図画コンクール」の作品を募集している。
2.対象は小学校1〜6年生で、締切は2026年9月11日必着。
3.性別による固定的な役割意識を、子どもの表現活動を通じて考える啓発事業である。

山梨県「小学生男女共同参画啓発図画コンクール」

山梨県は、令和8年度「男女共同参画啓発図画コンクール」の作品を、2026年9月11日必着で募集している。対象は小学生で、部門は小学校1年生から3年生までの低学年の部、小学校4年生から6年生までの高学年の部に分かれる。甲府市も市ホームページを通じ、県の取組として同コンクールを周知している。

募集するのは、「男女共同参画」をテーマにした図画やイラスト。山梨県は例として、「自分がやりたいスポーツや遊びをしている絵」「家族みんなで、掃除や料理をしている絵」「自分や友だちのしょうらいの夢の絵」などを示している。規格は市販の八つ切り画用紙で、縦横はいずれも可。画材は自由で、文字や標語、キャッチコピーの有無は問わない。ただし、応募票を作品に貼って提出する必要がある。

提出先は、山梨県総合県民支援局男女共同参画・多様性推進課のほか、山梨県立男女共同参画推進センター「ぴゅあ総合」「ぴゅあ峡南」「ぴゅあ富士」。郵送または持参で受け付ける。学校や絵画教室などの団体で取りまとめる場合は、その団体へ提出する。山梨県は、入賞作品を県や山梨県立男女共同参画推進センターなどの啓発活動に使用しており、行政や団体の広報、パンフレット、イベント展示への貸し出しも案内している。

同コンクールは、男女共同参画を子ども向けに説明する啓発事業である。県の説明では、「女の子は○○はできない」「男の子だから○○するのはおかしい」といった決めつけを例に挙げ、性別にかかわらず、好きなことや得意なことに挑戦できる社会を考える内容になっている。家庭内の役割分担、将来の夢、遊びやスポーツの選択を題材にすることで、子どもが日常生活の中にある固定観念に気づく入口をつくっている。

人権上の論点は、性別による役割期待が、子どもの自己理解や進路選択に早い段階から影響する点にある。絵画コンクールは制度改正ではないが、学校や家庭で「男らしさ」「女らしさ」を問い直す教材になり得る。山梨県が過去の入賞作品を展示や啓発活動に活用していることからも、応募作品は単なる表彰対象にとどまらず、地域で男女共同参画を伝える媒体として扱われている。

令和7年度は応募数150作品、入賞者12名で、表彰式は2025年11月16日に県民の日記念ステージで行われた。令和8年度の募集でも、山梨県男女共同参画・多様性推進課が作品を受け付け、県内の小学生から、性別にとらわれず自分らしく活動する姿を描いた図画を募る。

出典

山梨県「男女共同参画図画コンクール」
URL:https://www.pref.yamanashi.jp/danjo-kyosei/jyakunensoukeihatu/zuga.html

参考 甲府市「山梨県『小学生男女共同参画啓発図画コンクール』」
URL:https://www.city.kofu.yamanashi.jp/danjo/kenzugakon.html

人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、企業、公益団体、国際機関等が公表する一次情報をもとに、差別、労働、教育、福祉、司法・制度、外国人共生、ビジネスと人権などに関するニュースと解説を発信しています。掲載内容は、出典確認を行ったうえで、制度的背景や人権上の論点を補足して構成しています。

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