福井マリオット、プライド月間に館内企画

この記事のポイント

1.コートヤード・バイ・マリオット福井は、6月のプライド月間に合わせて館内企画を実施する。
2.16階ロビーにメッセージウォールを設置し、6月15日にはアソシエイト向け特別講義を開く。
3.ホテルを、国籍、文化、性のあり方などが異なる人々が安心して過ごせる場にする取組として読める。

コートヤード・バイ・マリオット福井

コートヤード・バイ・マリオット福井は6月、プライド月間に合わせ、多様性と相互理解について考える館内企画を実施する。所在地は福井市中央一丁目のFUKUMACHI BLOCK内で、総支配人は野中あずさ氏。企画テーマは「Love Respect Together 誰もが自分らしく歩める社会へ」とされている。

企画の一つは、ゲストとアソシエイトが参加するメッセージウォールの設置である。場所は16階ロビーのビジネスデスクエリア。「大切にしたい言葉」「誰かへの応援メッセージ」「こんな社会であってほしい」「自分らしくいられた瞬間」などを、レインボーカラーのハート型付箋に記入して掲示する。ホテル利用者と従業員が同じ場所で言葉を残す参加型の啓発企画となる。

6月15日には、アソシエイト向け特別講義を開く。講師は、福井県出身で「かずえちゃん」として知られる藤原和士氏。藤原氏は、LGBTQ+、多様性、人権をテーマに取材や講演活動を行い、2016年からYouTubeを中心に情報発信を続けてきた。発表によると、これまでに900人を超える当事者や家族への取材を行い、企業、自治体、教育機関でSOGIに関する研修も担当している。

藤原氏は2022年にNPO法人なろっさALLYふくいを設立し、多様な性のあり方や、誰もが自分らしく生きられる社会に向けた活動を続けている。2026年5月からは、テイクアンドギヴ・ニーズのインクルーシブ・ウエディングアドバイザーにも就任している。講義は6月15日午後2時30分から午後4時まで、同ホテル4階宴会場で行われる。

ホテルは、観光客、ビジネス客、外国人、地域住民、宴会利用者など、多様な人が短時間で交差する場所である。宿泊や飲食、婚礼、宴会の場面では、呼称、家族関係、パートナーの扱い、服装、言葉遣いなどが、利用者の安心感に直結する。LGBTQ+への理解は、企業イメージの発信にとどまらず、接客、予約、施設利用、従業員研修の中で具体化される必要がある。

今回の取組は、一般利用者向けのメッセージウォールと、従業員向けの特別講義を組み合わせている点に特徴がある。プライド月間の装飾やキャンペーンは、発信だけで終われば一過性になりやすい。コートヤード・バイ・マリオット福井が、館内で集まった言葉や研修内容を、日々の接遇や職場環境にどう反映するかが確認点となる。

出典

マリオット・インターナショナル ジャパン
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002698.000011305.html

人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、企業、公益団体、国際機関等が公表する一次情報をもとに、差別、労働、教育、福祉、司法・制度、外国人共生、ビジネスと人権などに関するニュースと解説を発信しています。掲載内容は、出典確認を行ったうえで、制度的背景や人権上の論点を補足して構成しています。

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