鹿児島県「ありば」51号、移動のバリアフリー特集

鹿児島県「ありば」51号

鹿児島県保健福祉部障害福祉課障害者支援室は、福祉のまちづくり広報誌「ありば」51号を県ホームページで公開している。更新日は2026年4月30日。51号は「皆が安全で安心して移動できる社会を目指して」を特集に掲げ、道路、鉄道、空港、バス、船舶での移動をめぐる困りごとと、自治体・事業者の対応を紹介している。

特集では、平成18年制定のバリアフリー法と、平成11年制定の鹿児島県福祉のまちづくり条例に触れた上で、県管理道路での段差解消、点字ブロックの新設・補修、鹿児島県身体障害者用駐車場利用証制度を掲載した。公共交通では、JR九州、鹿児島空港、鹿児島市交通局、マリックスラインの取組を挙げ、車いす利用者が駅、空港、路線バス、フェリーを利用する場面で生じる課題を具体的に整理している。

誌面では、県脊髄損傷者会会長の前田究さんへのインタビューも掲載した。車いすユーザーが公共交通機関を利用する際には、バリアフリールートの確認が欠かせないこと、交通機関側の取組が進むことで外出先の選択肢が広がることを語っている。障害のある人の移動を「介助」の問題だけに閉じず、道路、交通、施設、情報提供を合わせて見る構成になっている。

51号にはこのほか、理学療法士の入井裕太さん、屋久島町のNPO法人じゃがいものおうち、鹿児島市の永井湧育さん、大崎町の大福ジャパンアスリートセンター大隅を取り上げる記事も収めた。録音データ、分割PDF、鹿児島県からのお知らせも用意されており、裏表紙では世界自閉症啓発デー、発達障害啓発週間、ITサポートセンターの相談窓口を案内している。

人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、企業、公益団体、国際機関等が公表する一次情報をもとに、差別、労働、教育、福祉、司法・制度、外国人共生、ビジネスと人権などに関するニュースと解説を発信しています。掲載内容は、出典確認を行ったうえで、制度的背景や人権上の論点を補足して構成しています。

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