1.東京外国語大学は、2026年夏に17言語・45講座のオンライン短期集中プログラムを開講する。
2.語学講座31講座、教養講座13講座に加え、「やさしい日本語」をテーマにした特別講座を設ける。
3.多文化共生、DE&I、防災・医療・教育現場での情報保障を考える学習機会となる。

東京外国語大学は2026年6月4日、TUFSオープンアカデミーの夏期間講座として、17言語・45講座のオンライン短期集中プログラムを開講すると公表した。受付期間は6月4日午前10時から6月30日午後11時59分まで。受講形態はZoomによるオンラインで、語学講座は9,000円、教養講座は3,700円、特別講座は2,000円とされている。
夏期間講座は、17言語の語学講座31講座、教養講座13講座、特別講座1講座で構成される。語学講座では、ウイグル語、ウクライナ語、キルギス語、スペイン語、タジク語、中国語、ネパール語、ハウサ語、ビルマ語、ヒンディー語、ポルトガル語、マレー語、モンゴル語、ヨルバ語、ロシア語などを扱う。開講日程は、A日程が8月18日から20日、B日程が8月25日から27日、C日程が9月1日から3日までで、講座ごとに開講時間が異なる。
教養講座には、「アフリカの楽器と音楽を知ろう」「ことばから再考する『ジプシー』の魔術」「アメリカ独立250周年」「宗教文化から読み解く現代韓国社会」「批判をしない批判的談話研究入門」「チュルク諸語の世界を知る」などが並ぶ。東京外国語大学は、語学だけでなく、文化、社会、歴史を学ぶことで、異なる背景を持つ人々と共に生きるための視座を養うとしている。
人権ニュースとして注目したいのは、特別講座「『やさしい日本語』でつながる地域社会」である。講師は東京外国語大学特任助教の佐藤理恵子さん。開催日時は9月26日午後1時から午後2時30分まで。講座では、1995年の阪神・淡路大震災を機に注目された「やさしい日本語」の役割を取り上げ、防災、医療、教育など自治体現場での活用事例を紹介する。
「やさしい日本語」は、外国人住民だけに向けた言い換え技術ではない。災害時の避難情報、医療機関での説明、学校から家庭への連絡、行政窓口の案内など、生活に直結する情報を分かりやすく届けるための実務に関わる。情報を理解できないことは、避難、受診、教育、相談へのアクセスを妨げる。特別講座がDE&Iの理念と共生の態度を扱う点は、多文化共生を情報保障の課題として捉えるものといえる。
TUFSオープンアカデミーは、東京外国語大学が2006年に開講した社会向けの学習事業で、2020年11月からオンライン講座を始めた。今回の夏期間講座は、東京都府中市の大学キャンパスに通えない受講者にも門戸を広げる形式となる。申込みは、東京外国語大学オープンアカデミーのウェブサイトで受け付ける。
国立大学法人東京外国語大学「東京外国語大学が贈る、17言語・45講座の夏期オンライン短期集中プログラム」
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000162518.html
出典 東京外国語大学オープンアカデミー
URL:https://tufsoa.jp/

