- 認定NPO法人ReBitは、2026年8月20日にオンラインイベント「社会モデルで実現するインクルーシブ教育」を開く。
- 講師は一般社団法人UNIVA理事で中央教育審議会委員の野口晃菜氏。教育委員会、学校関係者、自治体職員らを対象とする。
- ReBitは、江東区立第三砂町小学校で進めた性の多様性を包摂する学校環境整備の実践事例も紹介する。

認定NPO法人ReBitは2026年8月20日、オンラインイベント「社会モデルで実現するインクルーシブ教育 ~『思いやり』をこえて、性の多様性を包摂する学校をつくる~」を開く。開催時間は15時30分から16時45分まで。参加費は無料で、教育委員会、学校関係者、自治体職員、教育におけるLGBTQの動向に関心のある人を対象とする。11月1日までアーカイブ配信も行う。
講師は、一般社団法人UNIVA理事で中央教育審議会委員の野口晃菜氏。野口氏は筑波大学でインクルーシブ教育を研究し、小学校講師、株式会社LITALICO執行役員・研究所長などを経て、戸田市インクルーシブ教育戦略官、箕面市支援教育充実検討委員会委員、中央教育審議会初等中等教育分科会・教育課程企画特別部会委員などを務めている。
イベントの柱は、「社会モデル」とインクルーシブ教育の理解である。ReBitは、社会モデルを、学校で子どもたちが感じる困難の原因を個人の障害や特性ではなく、社会の側の障壁に求め、その解消を促す考え方として説明している。講演では、すべての子どもの「学ぶ権利」を保障する学校のあり方を扱う。
プログラムは、15時30分から趣旨説明、15時40分から野口氏の講演、16時25分からReBitの取組紹介、16時35分から質疑応答という構成。ReBitは、2025年度に江東区立第三砂町小学校の教職員と進めた、LGBTQの子どもも安心して過ごせる学校づくりの実践事例を紹介する。助成は「SRHR for ALLアクション!」で、事務局は公益財団法人ジョイセフが担う。
学校現場での人権上の論点は、性の多様性を「個別の配慮」や「思いやり」の範囲にとどめず、学習環境そのものの設計に組み込めるかにある。LGBTQの子どもが安心して学ぶには、本人の申出を待つだけでなく、教職員の理解、相談しやすい関係、学級・学校全体の環境づくりが必要になる。中央教育審議会教育課程企画特別部会の論点整理でも、次期学習指導要領に向けた方向性として「多様性の包摂」が示されており、今回の講座はその議論を学校実務に引き寄せる内容となる。
参加申し込みはReBitの案内ページから行う。フォームを利用できない場合は、氏名、所属、イベントで聞きたいことや質問事項を記載し、education@rebitlgbt.orgへ連絡する。問い合わせ担当はReBitの平松氏。アーカイブ配信を希望する場合も、事前申し込みが必要となる。
認定NPO法人ReBit「8/20(木)〖 アーカイブ配信あり〗社会モデルで実現するインクルーシブ教育 ~『思いやり』をこえて、性の多様性を包摂する学校をつくる~」
URL:https://rebitlgbt.org/news/17195/
参考 文部科学省「教育課程企画特別部会 論点整理(素案)」
URL:https://www.mext.go.jp/content/20250904-mxt-kyoiku-000043994_03.pdf

