1.三重県は6月15日、児童相談所と警察の連携強化に向けた合同研修会を津市で実施する。
2.参加者は児童相談所職員、警察署員、警察本部人身安全対策課員など約60名。
3.児童虐待対応では、初動段階の情報共有と役割分担が、子どもの安全確保に直結する。

三重県は2026年6月15日午後3時から午後4時30分まで、津市一身田大古曽693番地1の三重県人権センター3階大セミナー室で、児童相談所と警察との合同研修会を実施する。児童相談所と警察の連携を強化し、児童虐待に迅速かつ適切に対応するための研修である。
参加するのは、三重県側から児童相談所職員と子ども・福祉部児童相談支援課職員、警察側から警察署員と警察本部人身安全対策課員。参加人数は約60名を予定する。研修内容は、児童虐待を認知した際の対応要領等についての意見交換など。冒頭挨拶は、児童虐待対策総括監と警察本部人身安全対策課長が行う。
児童虐待対応では、家庭内で起きる被害を外部機関がどの段階で把握し、どの機関が何を担うかが大きな課題になる。児童相談所は一時保護や家庭支援、保護者への指導を担い、警察は生命・身体に危険がある事案や刑事事件としての対応に関わる。両機関の判断がずれれば、子どもの安全確認、保護、捜査、家庭への介入が遅れる可能性がある。
今回の研修は、制度説明だけではなく、実例を踏まえた実践的な内容を含む。このため三重県は、個人情報保護の観点から、取材を冒頭挨拶までとしている。虐待事案では、子ども本人、きょうだい、保護者、通告者、関係機関の情報が重なり合う。情報共有の必要性と、プライバシー保護の徹底を両立させることが、現場対応の前提となる。
人権上の論点は、子どもを「保護される対象」としてだけでなく、安全に生き、声を聴かれ、適切な支援につながる権利を持つ主体として扱えるかにある。虐待対応では、通告後の初動、面接、保護の要否判断、警察との連携、学校や医療機関との調整が短時間で進む。児童相談所と警察が同じ場で対応要領を確認することは、子どもの安全確保と二次被害防止の双方に関わる。
三重県子ども・福祉部児童相談支援課は、今回の合同研修会を通じ、児童相談所と警察との連携強化を図る。6月15日の三重県人権センターでの研修では、児童虐待認知時の対応をめぐり、児童相談所職員、警察署員、警察本部人身安全対策課員が実務上の課題を確認する。
三重県「児童相談所と警察との連携強化のため合同研修会を実施します」
URL:https://www.pref.mie.lg.jp/TOPICS/m03628000010019.htm

