1.愛知県医療療育総合センターは7月12日、名古屋市で「子どもの発達を支える講演会」を開く。
2.講演テーマは「子どもを理解することからはじまる発達支援」で、同センター遺伝診療科の大辻塩見医師が登壇する。
3.対象は子育て世代の保護者、療育関係者等で、定員は60人。申込期限は7月3日午後4時。
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愛知県医療療育総合センターは7月12日、名古屋市西区のイオンモール Nagoya Noritake Garden 3階イオンホールで、2026年度第1回「子どもの発達を支える講演会」を開く。時間は午前10時45分から正午までで、開場は午前10時15分。参加費は無料で、事前申込制、申込先着順とする。
参加対象は、子育て世代の保護者、療育関係者等で、定員は60人。講演テーマは「子どもを理解することからはじまる発達支援 ―当院50年の診療から見えてきた進歩―」。講師は、愛知県医療療育総合センター遺伝診療科の大辻塩見医師が務める。申込みは「あいち電子申請・届出システム」で受け付け、期限は7月3日午後4時。参加可否は7月8日までに申込者の登録メールアドレスへ通知する。
同センターは春日井市にあり、専門的知見を県民に還元するため、「子どもの発達を支える講演会」を2022年度から開催している。今回の講演は、医療療育の現場で蓄積された50年の診療経験を基に、子どもの発達をどのように理解し、支援につなげるかを扱う内容となる。発達の遅れや偏り、育てにくさ、集団生活での困りごとは、家庭だけで抱え込まれやすい。保護者と療育関係者が同じ講演を聞く構成は、家庭、医療、福祉、教育の間で理解をそろえる機会にもなる。
子どもの発達支援では、診断名や障害名だけで子どもを捉えないことが欠かせない。政府広報は、発達障害について、脳機能の発達が関係する障害であり、行動や態度が「自分勝手」「困った人」と誤解されることがあると説明している。特性への理解が乏しいままでは、子どもの困りごとが、本人の努力不足や保護者のしつけの問題として受け止められやすい。
人権上の論点は、子どもの発達をめぐる困難を、家庭内の責任や本人の問題に閉じ込めない点にある。発達の特性に応じた支援が不足すると、子どもは保育所、幼稚園、学校、地域活動の中で孤立しやすくなる。保護者も、周囲の無理解や相談先の不足によって、子育ての負担を一人で抱えることがある。子どもを「困った存在」として見るのではなく、どのような環境や関わり方で力を発揮しやすくなるのかを考えることが、発達支援の出発点となる。
愛知県医療療育総合センターは、運用部企画事業課企画・栄養管理グループを問い合わせ先としている。7月12日の講演会では、大辻塩見医師が、同センターの診療経験を踏まえ、子どもの理解から始める発達支援を保護者や療育関係者に伝える。

