1.アイヌ民族文化財団は、令和8年度「アイヌの絵本コンクール」の作品を8月31日必着で募集している。
2.題材は、アイヌの語りや歌、物語、伝統文化など。プロ・アマ、年齢を問わず応募できる。
3.最優秀作品は絵本として刊行され、北海道内の幼稚園、保育園、図書館などに配布される。

公益財団法人アイヌ民族文化財団は、令和8年度「アイヌの絵本コンクール」の作品を募集している。応募締切は8月31日必着。アイヌの伝統や文化を題材とした幼児向け絵本を募るもので、最優秀作品は絵本として刊行し、北海道内の幼稚園、保育園、図書館などに配布する。
募集する題材は、アイヌの語りや歌、物語、アイヌの伝統や文化など。応募資格はプロ・アマ、年齢を問わないが、未成年者は保護者の同意が必要となる。受賞後に作品の加筆や修正に応じ、絵本制作に協力できることも条件とされている。作品の制作過程で生成AIを用いた作品は応募できない。
表彰は、最優秀賞が最大1点で、賞金は50万円。最優秀作品は、印刷配布のほか、同財団ホームページで公開され、読み聞かせ動画も作成される。入選は最大2点で賞金5万円、奨励賞は最大7点で図書券5千円分が贈られる。応募作品は、自作または共作で、未発表かつ他のコンテストなどに未投稿のものに限られる。
作品規定では、絵本としての仕上がりをA4簡易製本、本文28ページ、表紙・裏表紙を含む構成としている。文章は日本語を基本とし、文中の一部にアイヌ語の単語を使うことや、日本語文の対訳としてアイヌ語を併記することは可能とされている。文章量は1,500字以内。応募時には、原画ではなく、A4判にカラーコピーしたものを提出する。
アイヌの語りや歌、物語を題材にする場合、幼児向けに表現を修正することは望ましいとしつつ、題材となる語りや歌、物語の内容や構成を変更することはできない。必要に応じて、作者、語りや歌の口演者、翻訳者、権利継承者からの承諾書も添付する。文化継承を目的とする絵本制作である以上、分かりやすさと、伝承内容への敬意の両立が求められている。
このコンクールは、幼児期の読み聞かせを通じて、子どもたちがアイヌの文化に触れる機会を広げる取組である。アイヌ文化を「特別な展示」や「歴史学習」に限らず、家庭、園、図書館で読まれる絵本として届ける点に意味がある。先住民族の文化を次世代に伝えるうえでは、正確さ、権利処理、表現の親しみやすさを同時に確保する必要がある。
応募は、同財団ホームページの応募フォームでエントリーしたうえで、提出物をレターパックや宅配便などで送付する。ウェブエントリーができない場合は、応募用紙を印刷して作品に同封する。問い合わせ・応募先は、札幌市中央区の公益財団法人アイヌ民族文化財団「幼児向け絵本」係が担当する。
公益財団法人アイヌ民族文化財団
URL:https://www.ff-ainu.or.jp/web/application/details/R8_ehon.html

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