横浜市、世界難民の日に若者対話 平和の声を国連へ

この記事のポイント

1.横浜市は6月20日、「第2回横浜ピース・サークル」を神奈川大学みなとみらいキャンパスで開催する。
2.高校生、大学生、専門学生、留学生などが、難民の背景をもつ若者と「平和な未来の創り方」を語り合う。
3.6月20日の「世界難民の日」に合わせた取組で、若者の声を国連に届ける構成となっている。

横浜みなとみらいのイラスト

横浜市市民局国際平和・ダイバーシティ推進課は2026年6月11日、「第2回横浜ピース・サークル」を6月20日に開催すると公表した。会場は神奈川大学みなとみらいキャンパス1階で、時間は午後1時から午後3時まで。参加対象は高校生、大学生、専門学生、留学生などで、16歳から30歳までを想定している。定員は先着30人、参加費は無料。対話への参加には事前申込みが必要だが、観覧は申込不要で受け付ける。

横浜ピース・サークルは、国連が世界各地で展開を呼び掛けている「ピース・サークル」の取組を横浜市で実施するもの。市は1987年に国連から「ピースメッセンジャー都市」の称号を授与されて以来、国際平和に関する啓発事業を続けてきた。第2回のテーマは「難民の背景をもつ若者との対話を通じて考える平和な未来の創り方」。NPO法人Forum2050代表の戸田隆夫氏がファシリテーターを務め、Christina Deakin氏、難民の背景を持つ学生らが登壇する。

開催日は、国連が定める「世界難民の日」に当たる。世界難民の日は、難民の保護と支援に対する国際的な関心を高めるため、2000年に国連総会で制定された国際デーで、毎年6月20日に各地で啓発イベントが行われる。横浜市の資料は、気候変動などさまざまな要因で住む場所を離れざるを得なくなった人々の背景について、若者が理解を深める機会として今回の対話を説明している。

難民をめぐる課題は、紛争や迫害だけでなく、気候変動、貧困、教育機会の喪失、家族分離、移動先での差別などと重なり合う。国際法上の難民認定の問題に限らず、地域社会で学び、働き、暮らす人々が、どのように安全と尊厳を保てるかという論点を含む。若者同士の対話は、支援する側と支援される側を固定せず、同じ世代の経験を聞きながら、平和を生活の問題として捉え直す場になり得る。

当日は午前10時から午後4時まで、ユースなんみんプラットフォームによるイベント「世界難民の日 2026 in みなとみらい 国境を越えて咲く花」も同じ会場で開かれる。午後0時30分からは、第20回難民映画祭上映作品「ラジオ・ダダーブ」の上映が予定されている。同作品は、ケニアのダダーブ難民キャンプで生まれた無国籍の女性ジャーナリストの視点から、難民の暮らしと気候変動の影響を描く作品とされる。

横浜市によると、国連のピース・サークルは、若者が主導する平和のための対話や解決策の提示を目的としている。2026年3月8日に横浜国際協力センターで実施した第1回では、「サスティナブルなグリーン社会と平和の実現」をテーマに5〜7人のグループで議論した。今回の第2回では、世界難民の日に合わせ、神奈川大学みなとみらいキャンパスで若者が交わした意見を国連に届ける。

出典

横浜市「世界難民の日に、若者が『平和』について語り合う 第2回 横浜ピース・サークルを実施します」
URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/shimin/2026/0611peacecircle02.html

横浜市「横浜ピース・サークル」
URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/seisaku/kokusai/peace/keihatsu/peacecircle.html

横浜市「記者発表資料 第2回 横浜ピース・サークルを実施します」
URL:https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/shimin/2026/0611peacecircle02.files/0007_20260610.pdf

人権ニュース編集部

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