1.東京マラソン財団の「RUN with HEART」が5月28日、ACEチャリティランナー北里まりさんのインタビューを掲載した。
2.北里さんはACEでのプロボノ経験をきっかけに走り始め、東京マラソンチャリティなど計3回、ACEのチャリティランナーとして参加した。
3.児童労働の撤廃・予防に取り組む団体への寄付を、スポーツ参加と結び付ける取組として紹介されている。

東京マラソン財団のチャリティ事業「RUN with HEART」は5月28日、認定NPO法人ACEのチャリティランナーとして走ってきた北里まりさんのインタビューを掲載した。北里さんはマラソン歴7年、ACEのチャリティランナー歴3回。2018年から2年間、ACEでプロボノとして関わった経験をきっかけに、東京マラソンチャリティでACEを支援するため走り始めた。
インタビューによると、北里さんはもともと走る習慣がなかった。ACEスタッフも参加するランニンググループに入り、毎週水曜日の朝に皇居を一周する朝ランから始めた。その後、週末に10キロを走る練習を重ね、2020年の東京マラソンチャリティ出走を目標にした。大会は新型コロナウイルスの影響で一般ランナーの参加が中止となったが、北里さんは朝ランのメンバーと42.195キロのコースを自分たちで決め、ACEスタッフからオンラインで応援を受けながら走ったという。
その後、北里さんは2023年の東京マラソンチャリティ、2022年と2023年の東京レガシーハーフマラソンチャリティに参加した。大会では、ACEの応援団がいる地点を事前に知らされ、そこまで走ることで力を得たと振り返っている。応援メッセージが書かれたTシャツを着て走る経験も紹介され、寄付先団体との関係が、単なる参加費や寄付金のやり取りにとどまらないことが読み取れる。
ACEは、児童労働の撤廃と予防、子どもの権利保障に取り組む認定NPO法人である。ガーナのカカオ生産地などで、危険な労働から子どもを守る活動を行い、児童労働を生まない仕組みづくりに取り組んでいる。チャリティランナー制度は、こうした国際協力団体への寄付を、ランニングという市民参加型の活動に接続する仕組みである。
人権上の論点は、児童労働を「遠い国の問題」として切り離さず、消費や寄付、スポーツ参加を通じて支援の接点をつくる点にある。カカオやコットンなどの生産現場で子どもの教育機会や安全が損なわれる問題は、国際条約や企業の人権尊重責任とも関係する。チャリティランナーは制度改正そのものではないが、支援団体の活動を継続させ、一般の参加者が児童労働という課題に触れる入口になる。
北里さんは、ACEを定期的に応援する「子どもの権利サポーター」としても関わりながら、今後も東京レガシーハーフマラソンチャリティに挑戦したいと語った。RUN with HEARTの記事は、ACEのスタッフと話すことで、児童労働解決に向けた姿勢に触れ、走る動機が高まるという北里さんのメッセージで締めている。
東京マラソン RUN with HEART
URL:https://www.runwithheart.jp/blog/detail/423/
取得日:2026年6月1日

