
6月はプライド月間として、LGBTQ+の尊厳、可視化、権利擁護を進める取組が各国で行われる。1969年6月のストーンウォール蜂起に由来し、現在ではパレードや啓発イベント、企業や学校の取組と結び付いている。性的マイノリティへの偏見や差別を見直す月間である。
プライド月間の意義は、単に多様性を祝うことにとどまらない。性的指向や性自認を理由に、学校でのいじめ、職場でのハラスメント、医療や行政手続での不利益、家族関係での孤立が生じてきた歴史を踏まえる必要がある。可視化は、当事者の存在を社会が認識し、制度や慣行を見直す入口となる。
人権の観点では、企業や団体がロゴを虹色にするだけでは不十分である。相談体制、福利厚生、採用・評価、トイレや更衣室、アウティング防止、学校での相談支援など、具体的な環境整備が求められる。6月は、性的マイノリティをめぐる課題を一時的な話題にせず、日常の制度と対応に落とし込むための月間となる。
出典
米国議会図書館
URL:https://www.loc.gov/lgbt-pride-month/
