1.兵庫県は、障害のある人との交流体験をつづる作文と、障害者週間のポスターを募集している。
2.作文は小学生以上、ポスターは小・中学生が対象で、神戸市を除く県内在住者・在学者が応募できる。
3.応募期限は9月1日必着。各部門の最優秀作品は、兵庫県から内閣府へ推薦される。

兵庫県は2026年7月10日から、「心の輪を広げる体験作文」と「障害者週間のポスター」を募集している。障害のある人への県民の理解を促す事業で、内閣府と兵庫県が主催する。応募期限は9月1日必着。県内在住者または在学者が対象だが、神戸市は指定都市として別に募集するため、兵庫県の募集対象には含まれない。
体験作文のテーマは「出会い、ふれあい、心の輪―障害のある人とない人との心のふれあい体験を広げよう―」。障害のある人とない人が交流した体験を、自由な題名でつづる。部門は小学生、中学生、高校生・一般県民の3区分。400字詰めのA4判縦書き原稿用紙を使い、小・中学生は2~4枚程度、高校生と一般は4~6枚程度とする。パソコンなどの電子機器による作成も認め、兵庫県はこれを推奨している。
ポスターは「障害の有無にかかわらず誰もが能力を発揮して安全に安心して生活できる社会の実現」がテーマとなる。応募できるのは小学生と中学生で、特別支援学校小学部・中学部の児童生徒も含む。画用紙はB3判または四つ切りを使い、作品は縦長に限られる。彩色と画材は自由だが、標語やそれに類する文字を作品内に入れることはできない。内閣府の全国募集要領は、他者の作品の流用、模倣、盗用、不適切な引用に加え、生成AIを使った作品も応募しないよう明記している。
作文とポスターの各部門では、最優秀賞1編・1点、優秀賞2編・2点、奨励賞2編・2点に知事賞を贈る。各部門の最優秀作品は内閣府へ推薦され、全国審査の対象となる。2025年度の全国募集には作文1311編、ポスター764点が寄せられ、最優秀作文の受賞者には内閣総理大臣表彰、優秀賞の受賞者には内閣府特命担当大臣表彰が行われた。入賞作品は作品集や内閣府ホームページ、障害者白書などで啓発に活用される。
この事業は、障害者基本法が定める「障害者週間」と結び付いている。同法は12月3日から9日までを障害者週間とし、障害のある人が社会、経済、文化などの活動に参加することへの理解を広げる期間としている。障害のある人を一方的に助けられる存在として描くのではなく、同じ地域や学校で生活し、等しく基本的人権を持つ個人として表現することが、募集テーマの基礎にある。交流の体験だけでなく、建物、情報、周囲の対応など、参加を妨げる障壁に気付いた経験も、障害者理解を具体化する題材になり得る。
応募作品は未発表のもの1編または1点に限り、原則として返却されない。応募用紙を添え、兵庫県福祉部障害福祉課精神障害福祉班の事業担当へ郵送する。兵庫県の審査を経て内閣府への推薦作品を決めるため、応募者は9月1日の県締切と、作文・ポスターそれぞれの規格を確認して提出する必要がある。
兵庫県「令和8年度心の輪を広げる障害者理解促進事業『心の輪を広げる体験作文』『障害者週間のポスター』の募集」
URL:https://web.pref.hyogo.lg.jp/kf08/press/20260723.html
内閣府「令和8年度障害者週間における『心の輪を広げる体験作文』及び『障害者週間のポスター』の募集」
URL:https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/boshu_r08.html
e-Gov法令検索「障害者基本法」
URL:https://laws.e-gov.go.jp/law/345AC1000000084
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