「平和とマンガと人権」8月開催、映画上映と講演

この記事のポイント

1.世界人権問題研究センターが、第10回世人研発ふらっとプロジェクト「平和とマンガと人権」を開催する。
2.8月18日に映画『この世界の片隅に』上映会、8月20日に原作者・こうの史代氏の講演会を行う。
3.戦争下の日常を描く作品を通じ、平和、生活、記憶、人権の関係を考える機会とする。

平和とマンガと人権(第10回世人研発ふらっとプロジェクト)

公益財団法人世界人権問題研究センターは、2026年8月18日(火曜日)と20日(木曜日)に、第10回世人研発ふらっとプロジェクト「平和とマンガと人権」を開催する。18日は映画『この世界の片隅に』上映会、20日は原作者でマンガ家のこうの史代氏による講演会を予定しており、いずれもインターネットから申込みを受け付ける。

映画『この世界の片隅に』は、太平洋戦争末期の広島・呉を舞台に、主人公すずの日常を描いた作品である。主催者は、戦争下の過酷な時代にあっても人間らしくあろうとする「すずさん」の姿を紹介し、戦争のある日常の中に悲劇が平然と入り込んでいく構造を考える企画だとしている。

今回の事業の特徴は、戦争を大きな政治史や軍事史としてだけでなく、生活の破壊、喪失、家族や地域との関係の変化として捉える点にある。案内文では、「世界の片隅で、自分自身のため、そして周りの人々のために、勇気と愛情を持って生き抜く」と記され、戦争が日常をこわしていく「怖さ」や、大切なものを失う「つらさ」から「戦争とはなにか」を考える内容だと説明されている。

平和教育や人権教育においては、戦争を過去の出来事として知るだけでなく、個人の尊厳、生活の継続、表現、記憶の継承をどう守るかが論点となる。マンガや映画は、統計や年表だけでは伝えにくい生活感情を可視化する力を持つ。とりわけ『この世界の片隅に』は、戦争を非日常の連続としてではなく、炊事や買い物、家族関係、地域の人間関係の中に入り込むものとして描いており、平和と人権を結びつける教材になり得る作品といえる。

申込み・問い合わせ先は世界人権問題研究センター事務局。メールは jinken@khrri.or.jp、電話は075-585-5897、FAXは075-585-5898。映画上映会と講演会はそれぞれ別の申込み導線が設けられており、参加を希望する場合は世界人権問題研究センターの案内ページから手続きを行う。

出典

公益財団法人世界人権問題研究センター「『平和とマンガと人権(第10回世人研発ふらっとプロジェクト)』2026年8月18日(火)、20日(水)開催します。」
URL:https://khrri.or.jp/news/newsdetail_2026_07_03_10202681820.html

人権ニュース編集部

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