1.警察庁は、令和8年度「犯罪被害者等支援に関する標語」を5月25日から6月24日まで募集する。
2.募集テーマは、犯罪被害者等支援シンボルマーク「ギュっとちゃん」の普及に活用できる標語。
3.犯罪被害者等支援の啓発は、被害直後だけでなく、地域で孤立させない継続的支援を広げる課題と関わる。

警察庁は5月25日から、令和8年度「犯罪被害者等支援に関する標語」を募集している。募集期間は6月24日までで、郵送の場合は当日消印有効。犯罪被害者等支援シンボルマーク「ギュっとちゃん」を国民に知ってもらうために活用できる標語を募る。
応募資格は限定されておらず、誰でも応募できる。ただし、応募は1人1点のみで、未発表のオリジナル作品に限られる。応募はWEB応募専用フォームのほか、郵送で受け付ける。選考では、優秀作品に国家公安委員会委員長賞、副賞に図書カード、表彰が予定されており、表彰は東京都内で行われる。
「ギュっとちゃん」は、犯罪被害者等支援のシンボルマークである。チラシでは、11月1日から12月1日までが「犯罪被害者月間」であることも示されている。犯罪被害者等への支援は、警察や行政、専門機関だけで完結するものではない。周囲の理解、相談先の情報、地域や職場での配慮がなければ、被害を受けた人や家族が孤立しやすい。標語募集は、こうした支援の必要性を短い言葉で広げる広報啓発事業といえる。
令和7年度の同標語には、計5,443点の応募があり、最優秀作品には「わたしにも できる支援が ここにある」が選ばれた。警察庁は、この作品を犯罪被害者等支援の啓発ポスターや各種広報啓発活動に使用するとしている。これまでの最優秀作品にも、支え合い、寄り添い、理解、思いやりといった語が多く見られ、犯罪被害者等支援を特別な機関だけの役割ではなく、身近な行動として伝える構成が続いている。
人権上の論点は、犯罪被害者等を「事件の当事者」として一時的に扱うのではなく、被害後も生活を続ける人として支えることにある。犯罪被害は、身体的・精神的被害だけでなく、経済的負担、周囲の無理解、報道やSNSによる二次被害、学校や職場での孤立にもつながる。支援を呼びかける標語は直接の相談支援ではないが、社会の側が被害者等を責めたり、距離を置いたりしないための入口になる。
警察庁は、応募受付業務を目的として個人情報を使用し、本人の同意なく目的外使用や第三者提供をしないとしている。問い合わせ先は、「犯罪被害者等支援に関する標語」募集事務局で、株式会社アイウェルブリッジ内に置かれる。
警察庁「令和8年度『犯罪被害者等支援に関する標語』の募集開始について」
URL:https://www.npa.go.jp/news/release/2026/20260501001.html
出典 警察庁「令和8年度『犯罪被害者等支援に関する標語』募集チラシ」
URL:https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/koukei/s_paper.pdf
出典 警察庁「犯罪被害者等支援に関する標語」
URL:https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/koukei/slogan.html

