1.富田林市が「こどもの権利」をテーマにしたポスターコンクールを実施する。
2.募集期間は2026年8月3日から9月30日までで、市内在住・在学・在勤のこどもと大人が応募できる。
3.差別されない権利、意見を聴かれる権利、相談する権利など5テーマから選んで作品を作成する。

富田林市こども未来部こども政策課は、2026年7月2日、「こどもの権利ポスターコンクール」の募集内容を市公式サイトに掲載した。募集期間は同年8月3日から9月30日まで。富田林市内に在住・在学・在勤する高校生までのこどもと、18歳以上の大人が応募できる。市は「富田林市こどもの権利条例」の制定を記念し、こどもから大人まで参加できる啓発事業としてコンクールを実施する。
募集テーマは、条例が扱う「こどもの権利」から5項目を示している。具体的には、「どのような理由でも差別されない権利」「自分の意見や気持ちをきかれ、大切にされる権利」「安心して生き育つ権利」「相談する権利」「休む・遊ぶ権利」のいずれか一つを選んで作品を作成する。用紙はA4以上A3以内で、画材は自由。デジタルイラストによる応募も可能だが、生成AIを利用して作成した作品は応募できない。応募は一人1点までとされている。
選考は、富田林市と若者会議OB・OG会「心はいつも富田林」(愛称・こことん)が行う。最優秀賞は、こども部門とおとな部門で各1点を選び、それぞれ賞状と図書カード1万円分を贈る。優秀賞は複数点で、賞状と図書カード5,000円分を贈る。表彰式は、11月28日にすばるホールで開かれる予定の「こどもの権利条例制定記念セレモニー」で実施する。
こどもの権利を扱う啓発事業では、大人が理念を説明する形式に偏りやすい。今回のポスターコンクールは、応募者自身が権利を一つ選び、絵として表現する点に特徴がある。特に「意見や気持ちをきかれ、大切にされる権利」や「相談する権利」は、こどもを保護の対象としてだけでなく、考えを持ち、必要なときに助けを求める主体として扱うための項目である。学校、家庭、地域で権利を話題にする入口として、作品制作の過程そのものが学習機会になり得る。
作品の取扱いにも実務上の論点がある。富田林市は、応募作品を条例制定記念セレモニー会場で展示する予定とし、入賞作品については市内公共施設、学校、駅などへのポスター掲示のほか、市が作成するポスター、パンフレット、市ウェブサイト、広報誌などで活用するとしている。作品を展示・使用する際には、応募用紙に記入された名前、学校名、学年などを公表する場合がある。こどもの表現を啓発に生かす事業である以上、作品の活用範囲や氏名等の公表について、応募時点で家庭や学校が確認しておく必要がある。
富田林市こども政策課は、応募用紙を作品の裏面右下に貼付し、同課へ郵送または持参するよう案内している。デジタルイラストの場合は、作品データと応募用紙データをメールで提出する。9月30日必着の今回のコンクールは、11月28日のすばるホールでの条例制定記念セレモニーに向け、富田林市内で「こどもの権利」を可視化する取組となる。
富田林市公式ウェブサイト「『こどもの権利ポスターコンクール』を実施します!」
URL:https://www.city.tondabayashi.lg.jp/site/kodomomannaka/145861.html
参考 富田林市「富田林市こどもの権利ポスターコンクール 募集要領」
URL:https://www.city.tondabayashi.lg.jp/uploaded/attachment/114778.pdf
参考 富田林市公式ウェブサイト「富田林市こどもの権利条例」
URL:https://www.city.tondabayashi.lg.jp/site/kodomomannaka/140544.html

