1.千葉県は6月12日から26日まで、県庁で男女共同参画週間に合わせたパネル展を実施する。
2.6月20日には千葉県男女共同参画センターで映画「パリのちいさなオーケストラ」を上映する。
3.男女共同参画週間は、男女共同参画社会基本法の公布・施行日である6月23日に由来する啓発週間である。

千葉県総合企画部多様性社会推進課は5月20日、令和8年度「男女共同参画週間」に合わせ、県庁でのパネル展と千葉県男女共同参画センターでの映画上映会を実施すると発表した。パネル展は6月12日から26日まで、千葉市中央区市場町1-1の千葉県庁本庁舎1階県民ホールで開く。映画上映会は6月20日午前9時30分から正午まで、千葉市中央区都町2-1-12の同センター3階会議室1・2で行う。
男女共同参画週間は、男女共同参画社会基本法の公布・施行日である6月23日を記念し、毎年6月23日から29日まで設けられている。内閣府男女共同参画局によると、男女共同参画推進本部は、この期間を通じて同法の目的や基本理念への理解を深めることを目指している。千葉県の行事も、国の週間行事と連動し、県民に制度の趣旨を伝える地方公共団体の啓発事業に当たる。
県庁でのパネル展では、男女共同参画に関する取組や現状、課題を説明するパネルを展示する。会場では、千葉県男女共同参画・多様性社会推進事業所表彰で受賞した事業所の取組を紹介する動画も上映する。制度説明だけでなく、職場における登用、働き方、性別によらない能力発揮の環境づくりを、県内事業所の実例から示す構成となる。
映画上映会で取り上げる作品は、2024年公開の「パリのちいさなオーケストラ」。上映時間は114分で、字幕版を上映する。作品は、パリ五輪閉会式でディヴェルティメント交響楽団を率いてフランス国歌を指揮したザイア・ジウアニの歩みを描く実話映画である。県の案内では、女性指揮者が世界でわずか6%しかいないという説明や、出身地域、家庭環境、性別に基づく偏見に向き合う場面が紹介されている。
人権上の論点は、性別によって進路や職業選択、文化活動への参加機会が狭められていないかという点にある。男女共同参画は、雇用や家庭内役割の問題に限られない。教育、芸術、地域活動、意思決定の場面で、性別役割意識が本人の選択や周囲の評価に影響する場合がある。映画上映を週間行事に組み込む手法は、法律や制度の説明だけでは届きにくい課題を、具体的な人物の歩みから伝える啓発方法といえる。
上映会の定員は20人で、参加費は無料。申込みは6月19日正午まで、先着順で受け付ける。パネル展については千葉県総合企画部多様性社会推進課、映画上映会については千葉県男女共同参画センターが問い合わせ先となる。千葉県は、県庁での展示と同センターでの上映を通じ、男女共同参画週間の開始前から県民に制度の背景と課題を伝える。

