1.就労継続支援B型事業所「でじるみ長野」が、長野駅近くに2026年9月開所予定
2.イラスト、動画編集、デザイン、SNS運営など、クリエイティブ分野の訓練を実施
3.「好き」を仕事につなぐ支援では、技術習得に加え、受注機会や工賃、一般就労への経路も判断材料となる

株式会社グローバルソリューションは2026年6月8日、横浜コンテナ輸送株式会社が運営する就労継続支援B型事業所「エンターテインメントアカデミーでじるみ長野」を、同年9月に長野市で開所する予定だと公表した。所在地は長野市大字南長野南石堂町で、長野駅から徒歩5分。利用定員は20人とし、開所前から無料見学と無料体験を受け付けている。
訓練内容は、イラスト・キャラクターデザイン、動画制作・映像編集、グラフィックデザイン、ウェブメディア・SNS運営、データ入力など。Illustrator、Photoshop、Premiere Pro、WordPressなどを使い、名刺、ポスター、広告、動画といった制作物を扱う。地域企業や団体との共同制作、展示会、イベント支援にも参加し、実務を意識した経験を積む構成としている。一般就労だけでなく、個人事業主としての独立も将来の選択肢に挙げた。
就労継続支援B型は、通常の事業所で雇用されることが難しい障害者に対し、生産活動の機会や、就労に必要な知識・能力を高めるための訓練を提供する障害福祉サービスである。利用者と事業所は雇用契約を結ばず、生産活動の対価は賃金ではなく「工賃」として支払われる。働く時間や体調に合わせやすい一方、雇用契約に基づく労働とは制度上の性格が異なる。
厚生労働省によると、2024年度のB型事業所の平均工賃月額は全国で2万4,141円、長野県では2万4,522円だった。障害者権利条約27条は、障害者が他の人と平等に労働する権利を持つことを定めている。「好き」を学習や居場所だけで終わらせず、実際の受注、作品販売、能力評価、職業選択へつなげられるかは、クリエイティブ型事業所を考える際の人権上の論点となる。
公表資料では、でじるみ長野の具体的な工賃額、利用日数、企業案件の件数などは示されていない。利用を検討する際は、希望する制作分野を学べるかだけでなく、制作物の権利や公開範囲、受注作業と訓練の割合、工賃の決定方法、一般就労や独立に向けた支援内容を確認する必要がある。長野駅から徒歩5分という立地と20人の定員をどう生かし、地域企業との制作案件を確保するかが、でじるみ長野の支援内容を判断する具体的な材料となる。
株式会社グローバルソリューション「サブカル特化型・就労継続支援B型事業所でじるみ長野、2026年9月開所予定」
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000041.000118888.html
出典 でじるみ「でじるみ長野」
URL:https://digilumi.jp/office/nagano/
出典 厚生労働省「障害福祉サービスについて」
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/naiyou.html
出典 厚生労働省「令和6年度工賃(賃金)の実績について」
URL:https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/001637154.pdf
出典 外務省「障害者の権利に関する条約」
URL:https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_000899.html
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