1.交通エコロジー・モビリティ財団は6月23日、旅客船のバリアフリー化をテーマにしたセミナーを東京・大手町で開く。
2.DPI日本会議の尾上浩二副議長、工藤登志子バリアフリー部会長補佐が登壇し、施設整備における当事者参加や旅客船利用の課題を扱う。
3.申込締切は6月17日。文字通訳や手話通訳などの情報保障が必要な場合は6月9日までに申し込む。

公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団は6月23日、第80回バリアフリー推進勉強会「旅客船におけるバリアフリー化推進セミナー@東京」を東京都千代田区の大手町プレイス カンファレンス101で開く。時間は午後2時から午後3時50分までの予定。参加費は無料で、定員は40人。先着順で、参加方法は会場参加のみとしている。
対象は、公共交通事業者、旅客船の設計・建造に関わる関係者、行政担当者、障害者団体、バリアフリーの取組に関心のある人。申込締切は6月17日。文字通訳や手話通訳などの情報保障が必要な場合は、6月9日までに申込内容へ書き添えるよう案内している。会場は大手町駅A5出口から徒歩1分、東京駅丸の内北口から徒歩約7分の場所にある。
プログラムでは、交通エコロジー・モビリティ財団企画調査部長の澤田大輔氏、国土交通省海事局内航課旅客航路活性化推進室長の松崎誠一氏、同局安全政策課船舶安全基準室長の前田崇徳氏が、開会挨拶と趣旨説明を行う。報告「旅客船におけるバリアフリー化の課題~実態調査を通じて~」では、同財団企画調査部参事の高橋徹氏が登壇する。
基調講演は、DPI日本会議副議長でNPO法人ちゅうぶ代表理事の尾上浩二氏が「施設整備における当事者参加の必要性」をテーマに行う。障害者も快適に移動できるインクルーシブ社会の実現に向け、施設整備で何が課題となるのかを、障害当事者の立場と各地での経験を踏まえて話す。DPI日本会議バリアフリー部会長補佐の工藤登志子氏は、「障害当事者から見る旅客船のバリアフリーの現状」として、旅客船利用時の困りごとや不便さを取り上げる。
人権上の論点は、移動手段としての船を、単なる交通インフラではなく、地域生活、観光、通院、通学、災害時の移動にも関わる参加の基盤として捉える点にある。船舶や旅客施設は、建造・改修後に大きく変えることが難しい。設計段階から障害当事者の意見を取り入れなければ、段差、通路幅、トイレ、情報提供、乗下船時の支援などで利用できない人を生みやすい。
セミナーは質疑応答を経て、交通エコロジー・モビリティ財団理事長の若林陽介氏が閉会挨拶を行う。申し込みは専用フォームまたはメールで受け付ける。交通エコロジー・モビリティ財団は、DPI日本会議の尾上浩二氏、工藤登志子氏らの登壇を通じ、旅客船のバリアフリー化に当事者参加をどう反映させるかを議論する。

