1.原宿のWITH HARAJUKUで7月24~26日、プロ奏者による無料コンサートを計12回開く。
2.5~15歳の予約者には、WITH HARAJUKUや原宿クエストの店舗で使える食事券を提供する。
3.予約席の申込みは終了したが、オープンコンサートは年齢を問わず予約なしで鑑賞できる。

社会福祉法人さぽうと21と一般社団法人パシフィックフィルハーモニア東京は、2026年7月24日から26日までの3日間、東京都渋谷区のWITH HARAJUKU B1スペース・ストリートで「Supported by WITH HARAJUKU こども音楽食堂」を開く。各日午後2時、3時、4時、5時から20分間ずつ、計12回の無料コンサートを実施する。観覧席を利用しない場合は、年齢を問わず予約なしで鑑賞できる。
演奏を担うのは、パシフィックフィルハーモニア東京の団員。楽器紹介やクラシックに初めて触れる子どもにも親しみやすい曲を組み込み、演奏者の息づかいが伝わる距離で生演奏を届ける。5歳から15歳までを対象とする事前予約席は各回25席で、3日間の合計は300席。予約した子どもには、WITH HARAJUKUと原宿クエストの対象店舗で当日に使える食事券を渡す。申込期限は7月21日で、公開日時点では締め切りを過ぎている。
「こども音楽食堂」は、さぽうと21が2026年度から始めた文化・芸術支援事業で、経済的事情や家庭環境によって音楽や芸術に触れる機会が限られる子どもへ、生演奏と食の体験を無償で提供する。さぽうと21は、日本に定住する難民、中国帰国者、日系定住者とその子どもを支援してきた社会福祉法人で、パシフィックフィルハーモニア東京は学校や地域での演奏活動を続けている。今回の開催では、株式会社シルバーバックス・プリンシパルが特別協賛し、WITH HARAJUKUと館内外の5店舗が協力する。
子どもの権利条約第31条は、子どもが文化的な生活や芸術に自由に参加する権利を認め、適当かつ平等な機会の提供を奨励している。文化体験は生活に不可欠な食事や住居とは性格が異なるが、家計や保護者の時間、居住地域によって参加機会が左右されると、子どもが選べる活動の幅にも差が生じる。文部科学省も、家庭の経済環境による体験機会の格差を課題に挙げ、子どもが質の高い文化芸術を鑑賞・体験する事業を進めている。
今回の催しは所得要件を設けず、予約席以外をオープンコンサートとすることで、特定の家庭だけを切り分けずに文化体験への入口を広げる構成を採る。ただし、1回20分、予約席300席の単発事業だけで体験格差を解消できるわけではない。さぽうと21とパシフィックフィルハーモニア東京が、7月24日から26日の参加状況や子どもの反応を検証し、難民・外国ルーツの家庭を含む支援先へ継続的な鑑賞機会をどう届けるかが、事業の次の課題となる。
社会福祉法人さぽうと21「『Supported by WITH HARAJUKU こども音楽食堂』開催迫る」
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000144716.html
社会福祉法人さぽうと21「こども音楽食堂」
URL:https://support21.or.jp/kodomo-ongaku-shokudo.html
外務省「児童の権利に関する条約」全文
URL:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jido/zenbun.html
