箱根町、萩原なつ子氏の男女共同参画講演会 11月26日に開催

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この記事のポイント

1.箱根町は11月26日、仙石原文化センターで「人生100年時代の暮らし方」をテーマとする男女共同参画講演会を開催する。
2.立教大学名誉教授の萩原なつ子氏が、ジェンダー平等と地域づくりについて講演する。
3.参加無料、定員70人で、11月19日午後5時まで申し込みを受け付ける。無料託児も設ける。

箱根町令和8年度男女共同参画講演会

人生100年時代の暮らしと地域づくりを考える

神奈川県箱根町は2026年11月26日、仙石原文化センターで令和8年度男女共同参画講演会「人生100年時代の暮らし方~キーワードはジェンダー平等~」を開催する。神奈川県立かながわ男女共同参画センター「かなテラス」との共催で、立教大学名誉教授の萩原なつ子氏を講師に迎える。

開催時間は午後2時から4時まで。参加費は無料で、定員は70人となる。申し込みは町公式LINE、電話、町の窓口で受け付ける。

講演会では、暮らし方や働き方、家族のあり方が変化する中で、誰もが地域活動に参加できる環境について、ジェンダー平等を手掛かりに考える。

講師の萩原なつ子氏とは

萩原氏は立教大学名誉教授で、公益財団法人ミダス財団のシニアフェローを務める。ジェンダーや市民社会、地域への参加といった課題に関わってきた研究者である。

今回のテーマにある「人生100年時代」は、長寿化によって職業生活、子育て、介護、退職後の活動など、人生の各段階における暮らし方を考え直す必要があることを示す言葉でもある。

例えば、子育てや介護を担いながら働くこと、退職後に地域活動へ参加すること、必要に応じて新たな技能を学ぶことなど、生活上の選択肢は多岐にわたる。こうした選択が性別によって制限されないことが、ジェンダー平等に関する重要な課題となる。

男女共同参画社会基本法が示す理念

男女共同参画に関する国内制度の基礎となるのが、1999年に施行された「男女共同参画社会基本法」である。

同法は、男女が社会の対等な構成員として、自らの意思で様々な活動に参画する機会を確保し、利益と責任を共に担う社会の形成を基本理念としている。

ここでいう参画は、イベントに参加することだけを意味しない。地域の活動方針を考えること、意見を述べること、意思決定に加わることなども含まれる。

自治会や地域団体、防災活動、福祉活動などでは、活動に参加する人の年齢や性別、生活環境が様々である。本人の意思があっても、開催時間や家庭での役割分担などによって参加が難しい場合がある。

そのため、地域づくりにおける男女共同参画は、参加者の意識だけでなく、参加しやすい活動の仕組みとも関係する。

ジェンダー平等と固定的な性別役割分担

ジェンダーとは、社会や文化の中で形成される性別に関する役割や期待、慣行などを指す。

例えば、「家事や育児は女性が担うもの」「地域団体の代表は男性が務めるもの」といった考え方は、生物学的な性別そのものから導かれるものではなく、社会的な慣行と関係する。

ジェンダー平等は、男女が常に同じ活動を行うことを意味しない。本人の意思や適性、能力などに基づいて選択できる機会が、性別によって不当に制限されないことを重視する考え方である。

地域活動でも、本人が希望する役割を担えること、家事や介護などの事情に応じて参加方法を選べることが、幅広い住民の参画につながる。

無料託児を用意し、参加しやすい講演会に

箱根町は今回の講演会で、1歳から小学校就学前の子どもを対象とした無料託児を用意する。子どもの年齢によって定員が異なり、申し込み先着順となる。

託児を希望する人は、講演会の申し込み時に併せて申し出る必要がある。

申し込みの締め切りは11月19日午後5時。問い合わせは箱根町町民課(0460-85-7160)で受け付ける。会場は仙石原文化センター(箱根町仙石原842番地)。

講演会に無料託児を設けることは、子育て中の住民が学習の機会を利用するための具体的な支援でもある。箱根町とかなテラスは、今回の講演会を通じて、働き方や家庭での役割分担、地域活動への参加について考える機会を提供する。

出典

箱根町・かなテラス「令和8年度男女共同参画講演会」
URL:https://www.pref.kanagawa.jp/documents/10790/hakone-chirashi.pdf

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人権ニュース編集部

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