豊橋市、女性の健康とフェムテック学ぶセミナー 森田敦子氏が講演

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この記事のポイント

1.豊橋市が11月30日、女性の健康とフェムテックをテーマとする無料セミナーを開催する。
2.植物療法士で東三河フェムテック産業推進事業アンバサダーの森田敦子氏が講演する。
3.企業の従業員や経営者らが健康経営や働きやすい職場づくりを考えるワークショップも実施する。

“フェムテック”に関する最先端の知見が学べるセミナーを開催します=とよはし女性応援プロジェクト

女性の健康から職場環境を考える

愛知県豊橋市は2026年11月30日、「女性の健康が企業を変える フェムテックで進める女性活躍と健康経営」をテーマとする無料セミナーを開催する。市が企業などと連携して進める「とよはし女性応援プロジェクト」の事業として実施するもので、女性の健康に関する知識や、働きやすい職場づくりについて学ぶ。

会場は豊橋市役所東館13階の講堂。開催時間は午後1時30分から3時45分までで、定員は抽選による50人。11月16日まで参加申込みを受け付ける。

対象は、フェムテックや健康経営、女性活躍に関心のある就業中の人で、居住地域は問わず、性別にかかわらず参加できる。

講演の後半には、参加者が企業ごとの課題や理想の職場環境について意見交換するワークショップも予定されている。

フェムテックとは何か

フェムテック(Femtech)とは、Female(女性)とTechnology(技術)を組み合わせた言葉で、月経、妊娠・出産、更年期などに関わる健康課題に、技術や製品、サービスを通じて対応する分野を指す。

例えば、月経周期を記録するアプリ、健康状態の変化を把握するサービス、月経時の負担を軽減する製品などが含まれる。

フェムテックと関連する言葉に「フェムケア」がある。フェムケアは、必ずしも高度な技術を前提とせず、女性の身体や健康に関する日常的なケアを広く指す場合に使われる。

これらは商品やサービスの分野を示す言葉であり、医療上の診断や治療に代わるものではない。健康上の不調がある場合には、必要に応じて医療機関につながることも大切だ。

今回の豊橋市のセミナーは、フェムテックの製品を紹介するだけでなく、女性の健康課題を職場でどのように理解し、仕事との両立を支えるかという内容も扱う。

講師の森田敦子氏は植物療法や女性の健康分野で活動

講師を務める森田敦子氏は、豊橋市出身の植物療法士で、株式会社サンルイ・インターナッショナルの代表取締役。女性の健康とウェルネス分野における事業や啓発活動に携わっている。

フランス国立パリ第13大学で植物薬理学を学び、帰国後は植物療法に基づく製品やサービスの開発、知識の普及などを進めてきた。女性向けトータルライフケアブランド「Waphyto」の創業者でもある。

植物療法とは、植物の成分や特性を生活や健康管理などに活用する考え方をいう。ただし、すべての植物由来製品に医薬品としての効果が認められているわけではなく、医療と日常的なセルフケアを区別する必要がある。

森田氏は、愛知県東三河総局が進める「東三河フェムテック産業推進事業」にも参加し、地域の事業者による女性の健康課題に関する商品開発などに関わっている。

今回のセミナーでは、東三河における取組を紹介するとともに、企業が女性の健康を理解し、職場環境づくりに生かす方法などについて講演する予定だ。

女性活躍推進法と健康経営の関係

女性の健康を考慮した職場づくりは、女性活躍推進法や男女雇用機会均等法などが対象とする雇用環境の整備とも関係している。

女性活躍推進法は、女性が職業生活で希望に応じて能力を発揮できる環境づくりを進める法律である。企業の状況把握、課題分析、行動計画の策定などを通じて、働き方や職場環境の改善につなげる仕組みを設けている。

健康経営とは、従業員の健康管理を経営上の課題として捉え、働く人の健康保持や生産性、働きがいなどを考慮して組織運営を進める考え方をいう。

月経や更年期などに伴う症状は個人差が大きい。すべての女性が同じ困難を経験するわけではなく、本人が職場で健康状態をどこまで伝えるかも慎重に扱う必要がある。

企業が取り組む際には、健康に関する情報の共有を一律に促すのではなく、相談しやすい環境や柔軟な働き方、必要な制度について、従業員が選択できるようにすることが考えられる。

女性の健康を職場の問題として考えることは、女性だけに配慮するという意味ではない。健康状態や家庭の事情などによって働き方に制約が生じる人を、職場としてどのように支えるかという共通の課題にもつながる。

企業同士が課題や工夫を共有するワークショップ

セミナー後半では、円卓状の段ボールを利用する「ダンボログ」を使い、参加者同士が企業の課題や理想の職場について意見を交換する。

講師から知識を得るだけでなく、異なる企業や職種の参加者が経験を共有する構成となっている。

豊橋市の「とよはし女性応援プロジェクト」は、2019年度に官民協働で始まった。2026年度は豊橋市に加え、東京海上日動火災保険、豊橋信用金庫、第一生命保険、リコージャパンがメンバーとなっている。

企業の規模や業種によって、従業員が利用できる制度や職場環境は異なる。今回のセミナーでは、複数の事業者が参加することで、それぞれの組織で取り入れられる方法を考える機会となる。

参加申込みは11月16日まで、豊橋市役所市民協働推進課のウェブサイトまたは電話(0532-51-2188)で受け付ける。女性の健康について理解を深めたい従業員に加え、経営者や人事労務担当者などにとっても、職場での実践につながる内容となっている。

出典

豊橋市「フェムテックに関する最先端の知見が学べるセミナーを開催」 URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001055.000025583.html

豊橋市「とよはし女性応援プロジェクト」 URL:https://www.city.toyohashi.lg.jp/38477.htm

東三河フェムテック「専門家インタビュー」 URL:https://higashimikawa-femtech.jp/interview/

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人権ニュース編集部

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