1.さいたま市高次脳機能障害者支援センターとNPO法人ぷるすあるはが、8月20日から30日まで大宮図書館で絵画展を開く。
2.展示では、チアキ氏の絵画、工作室、高次脳機能障害を学ぶクイズ、セルフケアや相談窓口の情報を扱う。
3.見えにくい障害をイラストや図書館展示で伝えることは、子どもや家族を含む地域の理解促進につながる。

さいたま市高次脳機能障害者支援センターとNPO法人ぷるすあるはは、2026年8月20日から30日まで、さいたま市立大宮図書館展示スペースで「いろんなきもち だいじょうぶ。ぷるすあるは絵画展 & 高次脳機能障害って?」を開く。会場は大宮区役所1階にある同図書館で、所在地はさいたま市大宮区吉敷町1-124-1。開場時間は午前10時から午後7時まで、最終日の30日は午後6時までとされている。
展示は、さいたま市高次脳機能障害普及啓発事業として実施される。ぷるすあるはのチアキ氏が描く子どもたちの表情を中心に、アクリル絵の具による絵画を展示する。8月22日、23日にはダンボール工作を含む工作室を、8月29日、30日には妖精づくり、ぬりえ、ペーパークラフト、豆本作りなどの工作室を開く。いずれも申し込み不要で、手ぶらで参加できる内容として案内されている。
今回の特徴は、絵画展に高次脳機能障害の普及啓発を組み合わせている点にある。会場では、「見えにくく、分かりにくい障害」とされる高次脳機能障害をイラストで伝えるほか、クイズと参加賞を用意する。事故や病気で脳に損傷を受けた後、記憶、注意、遂行機能、社会的行動などに困難が生じる場合があり、本人や家族が周囲の理解不足に直面することもある。厚生労働省は、高次脳機能障害について全国の患者数を約23万人と推計している。
制度面では、2026年4月1日に高次脳機能障害者支援法が施行された。同法は、令和7年12月16日に成立し、同月24日に公布された法律で、医療・リハビリから生活支援、社会参加支援までを切れ目なく受けられるようにすることを狙いとしている。今回の展示では、同法についても説明する。法律名だけでは伝わりにくい障害特性を、図書館という日常的な公共空間で学べる形にしている点は、地域啓発として分かりやすい。
人権上の論点は、障害を持つ本人の困難を、本人の努力不足や家族内の問題に閉じ込めないことである。外見から分かりにくい障害は、周囲が気づかないまま、学校、職場、地域活動、窓口での手続きに支障を生む場合がある。イラスト、絵本、相談窓口の情報、ユニバーサルガイドを組み合わせた展示は、専門用語を前提にせず、子どもや家族を含む来場者が「困りごとの見え方」を知る入口になる。
ぷるすあるはは、絵本や情報サイト「子ども情報ステーション」を通じ、精神障がいやこころの不調を抱えた親、家族、その子どもたちを応援する活動を行う団体である。会場では絵本、絵カード、絵画などの販売も行う。問い合わせ先は、さいたま市高次脳機能障害者支援センター(さいたま市障害者更生相談センター高次脳機能障害者支援係)。電話は048-646-3125、メールはsyogaisha-kosei-sodan@city.saitama.lg.jpとしている。
子ども情報ステーション「[2026/8/20-30@大宮] いろんなきもち だいじょうぶ。ぷるすあるは絵画展 & 高次脳機能障害って?」
URL:https://kidsinfost.net/2026/05/07/omiya_2026/
厚生労働省「高次脳機能障害者支援法関係通知について」
URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_67482.html
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