1.ZIP-FMは6月14日、LGBTQをテーマにした特別番組を放送する。
2.出演はアンジェリカ、榎本晋輔氏。ゲストにMarriage For All Japanの松中権氏を迎える。
3.プライド月間に合わせ、当事者の声、相談、同性婚をめぐる社会の変化を扱う。

ZIP-FMは6月14日午後7時から、特別番組「Rhythmedia 30th Anniversary presents OVER THE RAINBOW」を放送する。6月のプライド月間に合わせた1時間番組で、LGBTQという言葉だけではくくれない価値観、悩み、当事者ごとの受け止め方の違いを取り上げる。放送時間は午後8時まで。提供は株式会社リズメディア。
出演するのは、ZIP-FMナビゲーターで、タレント、ドラァグクイーンとして活動するアンジェリカと、新宿の会員制バー「LE QUINE GUINE」オーナーで、ミュージシャン、タレントとして活動する榎本晋輔氏。番組では、セクシュアルマイノリティ当事者が集う場で聞いた声や、リスナーから寄せられた悩み・相談を紹介する。
ゲストには、結婚の平等、いわゆる同性婚の法制化を目指して活動するMarriage For All Japanの松中権氏が出演する。番組内では、同性婚をめぐる現状や社会の変化についても語る予定だ。制度論だけでなく、日常生活の中で「家族」として扱われること、相談できる場所があること、悩みを言葉にできることが、生活上の安心と尊厳にどう関わるかを考える構成となる。
LGBTQをめぐる啓発では、差別禁止や制度整備だけでなく、当事者像を単純化しない伝え方も課題になる。同じ性的少数者であっても、年齢、家族関係、職場、地域、カミングアウトの有無によって直面する困難は異なる。番組が掲げる「同じ立場でも考え方は違う」という視点は、支援や理解を一方向の善意にとどめず、個別の経験に耳を傾ける入口になる。
ラジオ番組としての特徴は、相談や悩みを音声で扱う点にある。顔を出さずに聴けるメディアは、学校、職場、家庭で話しにくい問題を抱える人にとって、情報に触れる負担が比較的小さい。ZIP-FMは番組へのメッセージ・相談を6月8日まで受け付けており、東海地区を放送エリアに持つ同局が、6月14日の番組でどのように当事者の声を扱うかが記事の焦点となる。

