1.認定NPO法人ACEは、5月21日から7月31日までクラウドファンディングを実施している。
2.目標金額は1,000万円で、ガーナでの児童労働をなくす地域づくり、日本での子どもの権利保障などに活用する。
3.個別支援に加え、政策提言や企業連携を通じた「システムチェンジ」を掲げている。

認定NPO法人ACEは5月21日、クラウドファンディング「ガーナから日本まで。子どもの権利が守られる社会へシステムチェンジ!」を始めた。実施期間は7月31日までで、目標金額は1,000万円。集まった資金は、ガーナでの児童労働をなくす地域づくり、日本での子どもの権利保障、政策提言・企業との連携による社会変革などに充てる。
ACEは今回の取組で、「システムチェンジ」を前面に出した。安心できる居場所がない、不安を抱えながら日々を過ごしている、学びたくても環境が整わない子どもがいるとして、個々の支援だけでは届ききらない構造を変える必要性を訴えている。現場で子どもを支える人や団体の努力を前提としつつ、「必要としているすべての子どもに届かない」仕組みそのものを課題として捉えた点に特徴がある。
国際協力の面では、ガーナでの児童労働をなくす地域づくりが柱となる。児童労働は、単に子どもが働いているという事実だけでなく、教育機会、健康、家庭の貧困、農産物や原材料の取引構造と結びつく。ACEが掲げる「ガーナから日本まで」という言葉は、支援先の問題を遠い国の出来事として切り離さず、日本の消費や企業活動とも接続して考える姿勢を示している。
日本国内での子どもの権利保障も、今回の資金使途に含まれている。子どもの権利は、保護される対象としての子どもを見るだけでは足りない。子どもが安心して過ごせる場所を持つこと、声を聴かれること、学びや参加の機会を奪われないことが含まれる。ACEの発信は、海外の児童労働対策と国内の居場所・学びの支援を別々の領域に分けず、子どもの権利という一つの軸で結び直している。
人権上の論点は、支援を「かわいそうな子どもへの援助」にとどめず、権利を保障する制度や市場のあり方まで問う点にある。児童労働の解消には、家庭や地域への支援だけでなく、企業の調達、消費者の選択、政府の政策、NGOの現場活動が重なる。政策提言や企業連携をクラウドファンディングの資金使途に含めたことは、子どもの権利を社会の仕組みの中で守るという方向を明確にしている。
クラウドファンディングは、READYFOR上の特設ページで受け付ける。ACEは、関心、共感、関わりたいという気持ちも取組の一部になるとして、支援への参加を呼びかけている。7月31日までの募集を通じ、同団体はガーナでの児童労働対策と日本国内の子どもの権利保障を並行して進める考えだ。
認定NPO法人ACE「〖クラウドファンディング実施中〗ガーナから日本まで。子どもの権利が守られる社会へシステムチェンジ!」
URL: https://acejapan.org/info/2026/05/356092

