1.東京都内に在住、在勤、在学する人を対象に、8月31日まで人権川柳を募集する。
2.こどもの権利、障害者や高齢者への支援、インターネット、個性の尊重など5テーマを設けた。
3.生成AIを使った作品は応募できず、受賞した7作品は12月の人権週間で活用される。

東京都人権啓発活動ネットワーク協議会は7月21日、第6回「都民の人権川柳」の募集を始めた。応募できるのは、応募時点で東京都内に在住、在勤または在学する人。募集期間は8月31日までで、専用ホームページの応募フォームから受け付ける。応募数は1人につき各テーマ1作品、最大5作品としている。主催団体には東京都、東京法務局、東京都人権擁護委員連合会、公益財団法人人権擁護協力会が参加する。
作品テーマは、「すべてのこどもが幸せになるために」「困っている人を見かけたら」「インターネットを正しく使うために」「一人ひとりの個性を尊重しよう」「身のまわりの人権」の5つ。こどものテーマでは、いじめ、虐待、体罰に苦しむこどもを取り上げ、国内外のこどもの幸福について問いかける。個性を扱うテーマでは、国籍、人種、性別、性的指向などを理由とする思い込みが人を傷つける問題を示している。インターネットの利用では、SNS上でも他者への配慮と権利の尊重が必要であることを五・七・五で表現する。
選考では、全応募作品から最優秀賞1点、応募時点で18歳未満の作品から特別賞1点、5テーマから優秀賞各1点を選び、計7人に賞状と副賞を贈る。受賞作品は12月4日から10日までの人権週間に合わせて公表し、東京都の啓発事業やキャンペーンで使用する。2025年度の第5回には867句が寄せられ、インターネット上の言葉による被害を表現した「その言葉 手で殴るより 痛いかも」が最優秀賞に選ばれた。
応募作品は、本人が創作した未発表の作品で、既存作品と同一または類似していないことが条件となる。生成AIを活用して制作した作品は認めず、違反が判明した場合は受賞を取り消す。未成年者は保護者の同意が必要。受賞作品の著作権は東京都に無償で譲渡され、主催者が応募者へ連絡した上で補作や変更を行う場合もあるため、応募者は作品の利用条件を確認しておく必要がある。
川柳は、差別の構造や救済制度を詳しく説明する形式ではない。短い言葉だけで人権課題を単純化する危うさもある。しかし、日常の会話、SNSへの投稿、困っている人との接し方など、生活の中で経験した場面を自分の言葉で捉え直す入口にはなり得る。東京都人権啓発活動ネットワーク協議会は、8月31日までに寄せられた作品を審査し、選定した7作品を2026年の人権週間における普及啓発へ使用する。
東京都「第6回『都民の人権川柳』5つのテーマで募集します!」
URL:https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2026/07/2026072118
東京都人権啓発活動ネットワーク協議会「第6回 都民の人権川柳」
URL:https://www.r8jinkensenryu-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/
東京都「人権週間キャンペーンの実施について」
URL:https://www.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/11/2025112605

