愛知県、介護職のメンタルヘルス研修35回 管理者・従事者別に開催

この記事のポイント

1.愛知県が9月から、介護保険事業所の管理者と介護従事者を対象とするメンタルヘルス研修を計35回開く。
2.管理者向けは部下への傾聴や職場復帰支援、従事者向けはストレスへの対処や職場の人間関係を扱う。
3.従事者向け研修は県内27か所で実施し、地域を問わず受講しやすい開催体制とした。

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愛知県は2026年9月8日から、県内の介護保険事業所で働く管理者と介護従事者を対象に「介護従事者のメンタルヘルス研修」を開催する。管理者向けは県内4会場で6回、従事者向けは27か所で29回を予定し、合計35回となる。受講料とテキスト代はいずれも無料。介護現場における精神的な負担を和らげ、職員の離職防止と定着促進につなげる。

管理者向け研修は、名古屋市、刈谷市、豊橋市で9月8日から2027年1月21日まで開く。対象は介護保険事業所で管理監督する立場にある人で、各回の定員は100人から110人。特定社会保険労務士で愛知県職場のメンタルヘルス対策企業等アドバイザーの山本祐子氏が講師を務める。ストレス要因や職業性ストレスモデルなどの基礎知識に加え、管理者による観察、積極的傾聴、職場環境の把握、メンタルヘルス不調者の職場復帰支援を扱う。

従事者向け研修は9月10日から2027年1月19日まで、名古屋市、江南市、清須市、豊明市、一宮市、稲沢市、春日井市、津島市、瀬戸市、大府市、半田市、東海市、刈谷市、安城市、豊田市、西尾市、みよし市、岡崎市、豊川市、蒲郡市、新城市、豊橋市で実施する。各回の定員は30人から50人。公認心理師で1級キャリアコンサルティング技能士の藤城敦子氏が、ストレスの要因やセルフケア、職場の人間関係、コミュニケーション、魅力ある職場づくりを解説する。

2025年度の受講者アンケートでは、管理者向け研修の内容を「適切だった」とした回答が92%、従事者向けでは97%だった。内容を「よく理解できた」とした割合は管理者向け54%、従事者向け81%で、管理者向けでは「まあ理解できた」が45%を占めた。今回も座学だけでなく、介護現場の事例を交えて、職場での対応を具体的に考える構成とする。

介護職員が心身の健康を保ちながら働ける環境は、職員本人の安全と健康に関わると同時に、利用者へのケアを継続する基盤となる。ただし、セルフケアの知識だけで職場の人間関係や過重な負担が解消するわけではない。管理者が職員の変化を把握し、相談対応、業務調整、休職・復職支援へつなぐことまでが研修の対象となっている点に、個人任せにしない職場づくりの特徴がある。

申込みは専用フォームまたはFAXで受け付け、原則として各開催日の7日前が締切となる。定員に余裕がある場合は締切後も受け付ける。愛知県が委託する公益財団法人介護労働安定センター愛知支部が、県内4会場の管理者向け研修と27か所の従事者向け研修の申込み、問い合わせに対応する。

出典

愛知県「介護従事者のメンタルヘルス研修の参加者を募集します!」
URL:https://www.pref.aichi.jp/press-release/mental.html

人権ニュース編集部

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