鹿屋市でインプロ研修 子どもの心を受け止める対応力養成

この記事のポイント

1.鹿屋市で8月3日、保育士や教職員などを対象としたコミュニケーション研修が開かれる。
2.即興演劇(インプロ)のゲームを通じ、子どもの状況を受け止め、対応する力を実践的に学ぶ。
3.定員は先着20人、参加費は2,000円。参加者が10人以上集まった場合に実施する。

子どもの心を受け入れるコミュニケーション能力研修

かごしま子ども芸術センター鹿屋支部は8月3日、鹿屋市田淵町の大姶良地区学習センターで「子どもの心を受け入れるコミュニケーション能力研修」を開く。対象は保育士、教職員、子どもに関わる人で、開催時間は午前10時から午後4時まで。鹿屋市教育委員会が後援する。

研修では、即興演劇を意味する「インプロ」の手法を使ったコミュニケーションワークショップを行う。ゲーム形式で身体と心を動かしながら、子どもの状況を受け止める力、応じる力、創造する力、考える力、問題を解決する力を扱う。学級運営や子ども集団づくりに使えるゲームとしての活用に加え、子どもとの意思疎通に悩む大人が対応の選択肢を増やすことも研修の狙いとなる。

講師は、即興グループ七味唐辛子の入本敏也氏。案内によると、入本氏は2001年からインプロを学び、子どもと大人を対象とした即興表現の指導に携わってきた。鹿屋市は2026年1月6日にも、寿7丁目公民館で入本氏を講師とする同名研修を案内している。前回も保育士、教職員、子どもに関わる人を対象とし、即興演劇のワークショップを通じてコミュニケーション能力を磨く内容だった。

児童の権利に関する条約第12条は、子どもが自分に影響する事柄について意見を表明し、その意見を年齢と成熟度に応じて考慮される権利を定める。こども家庭庁のガイドラインは、子どもの「意見」を言語化された発言だけに限らず、遊び、身振り、絵などによる非言語的な表現も含めて受け止める必要があると整理している。

子どもの話を聴くことは、発言の機会を設けるだけでは完結しない。大人が結論を先回りしたり、子どもの反応を都合よく解釈したりすれば、発言できる場があっても意思は十分に伝わらない場合がある。今回の研修は行政上の意見聴取制度ではないが、子どもの側に大人の意図を理解させるのではなく、関わる大人が受け止め方や応答の幅を増やす内容である点で、日常生活における子どもの意思の尊重と接点を持つ。

定員は先着20人で、参加費は2,000円。午前9時40分から受け付け、正午から午後1時まで昼食休憩を設ける。動きやすい服装と靴での参加を案内しており、参加者が10人以上集まった場合に実施する。申込みは、かごしま子ども芸術センター鹿屋支部が電話またはショートメールで受け付ける。8月3日の研修では、即興演劇のゲームを通じ、子どもの発言や動きに対する大人側の受け止め方を具体的に検討する。

出典

鹿屋市「子どもの心を受け入れるコミュニケーション能力研修」
URL:https://www.city.kanoya.lg.jp/syakyou/zizyubunka/kodomonokokoro.html

参考 鹿屋市「広報オンライン【講座】」
URL:https://www.city.kanoya.lg.jp/koho_online/johohiroba/free-kouza.html

参考 外務省「児童の権利に関する条約」全文
URL:https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jido/zenbun.html

参考 こども家庭庁「こども・若者の意見の政策反映に向けたガイドライン」
URL:https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/87b443e4-9ba2-4e09-b9a1-eefecb03bbc9/e1c97e3e/20240325_councils_shingikai_kihon_seisaku_87b443e4_11.pdf

人権ニュース編集部

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