1.NHKとNHK厚生文化事業団が、発達障害のある子どもの支援を考えるオンラインフォーラムを7月25日に開く。
2.精神科医の本田秀夫さんらが出演し、保護者、学校、支援者が直面する課題を整理する。
3.当事者と中継を結び、合理的配慮やインクルーシブ教育を本人の経験から検討する。

NHKと社会福祉法人NHK厚生文化事業団は2026年7月25日、NHKハートフォーラム「子どもの発達障害2026 今、大切なことと、将来、役に立つこと。」をオンラインで開催する。配信時間は午後1時30分から5時30分まで。参加費は無料で、先着2,000人を受け付ける。視聴には一人ずつ事前申込みが必要で、申込者には配信用ページのアドレスとパスワードがメールで送られる。
フォーラムは、発達障害に関する基礎知識を確認したうえで、保護者や支援者、学校の教職員が子どもの特性をどのように理解し、支援につなげるかを扱う。出演予定は、信州大学医学部子どものこころの発達医学教室教授で精神科医の本田秀夫さん、一般社団法人読み書き配慮代表理事の菊田史子さん、川崎市発達相談支援センターの特別支援教育士・近藤幸男さん、公認心理師の綿貫愛子さん。フリーアナウンサーの内藤裕子さんが司会を務める。
スタジオと当事者を中継で結び、「何がどうつらいのか」「どのような支援があれば力を発揮できるのか」を聞く構成も設ける。子どもの行動を周囲が一方的に評価するのではなく、本人が経験している困難や環境との関係を確かめる点が特徴となる。オンライン参加者から寄せられたメッセージも随時紹介し、家庭、学校、相談支援のそれぞれで生じる課題を共有する。
学校における合理的配慮は、すべての子どもに同じ対応を当てはめる制度ではない。文部科学省の対応指針は、障害の状態や教育的ニーズ、発達段階に応じて、学校、本人、保護者が合意形成を図り、提供後も適応状況などを踏まえて柔軟に見直す必要があるとしている。進学や進級の際には、個別の教育支援計画や関係機関との情報交換を通じ、支援を引き継ぐことも示している。
文部科学省は2024年度から、障害のある児童・生徒と障害のない児童・生徒が共に学ぶ機会を広げる「インクルーシブな学校運営モデル事業」を実施している。ただし、同じ教室に在籍することだけで包摂的な教育が成立するわけではない。授業方法、教材、試験、休憩、意思疎通などにある障壁を把握し、個別の支援へ結び付ける仕組みが伴う必要がある。今回のNHKハートフォーラムは、本田秀夫さんら専門家の解説と当事者の経験を通じ、家庭と学校が支援内容を検討する材料を提供する。
申込みはNHK厚生文化事業団の専用フォームで受け付け、締切は配信終了30分前の7月25日午後5時。フォーラムの放送予定はなく、視聴希望者は事前に個別の申込みと受信メールの確認が必要となる。
社会福祉法人NHK厚生文化事業団「NHKハートフォーラム『子どもの発達障害2026』」
URL:https://www.npwo.or.jp/info/33691
社会福祉法人NHK厚生文化事業団「NHKハートフォーラム『子どもの発達障害2026』を7月25日に開催、ライブ配信します」
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000051845.html
文部科学省「文部科学省所管事業分野における障害を理由とする差別の解消の推進に関する対応指針」
URL:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/material/mext_02599.html
文部科学省「特別支援教育に関する最近の主な動向」
URL:https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/main.htm

