1.NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは7月18日、二色の浜海水浴場で体験会を開く。
2.ビーチマットと水陸両用車イスを使い、障がいのある人と家族が海水浴を体験できる。
3.海水浴場のバリアフリー化は、余暇・観光への参加機会をどう保障するかという課題につながる。

NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは2026年7月18日、大阪府貝塚市の二色の浜海水浴場で「貝塚ユニバーサルビーチ体験会 in 二色の浜 2026」を開く。時間は午前10時から午後3時まで。雨天決行、荒天中止とする。対象は障がいのある人とその家族で、募集人数は8組程度。参加費は無料。
体験会では、砂浜にビーチマットを設置し、水陸両用車イスを使って海水浴を楽しめる環境を整える。砂浜は車イスや歩行補助具を使う人にとって移動の負担が大きい場所であり、海辺まで到達できても、入水や介助の体制が整っていなければ参加は難しい。今回の取組は、海水浴場の物理的な段差や移動の障壁を減らし、障がいのある人が家族と同じ場所で過ごす機会をつくる実践といえる。
共催は、二色の浜魅力向上推進協議会と一般社団法人かいづかブランド推進機構。協力団体には、和泉大学、貝塚市理学療法士会、二色の浜リバイバル・プロジェクトグループ、株式会社二色の浜観光協会、まいるーむ放課後子ども教室、NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクトが並ぶ。後援は公益財団法人大阪観光局と貝塚市で、貝塚市については申請中とされている。
二色の浜海水浴場は、2024年に国際環境認証「ブルーフラッグ」を取得した。発表資料では、二色の浜に流れ込む近木川の水質悪化が過去に課題となっていたこと、その後、地域の清掃活動、企業の環境対策、ボランティア活動などにより、近木川と二色の浜の水質改善が進んだことにも触れている。環境面の改善と観光地としての魅力向上に加え、誰もが利用しやすい海辺をつくることが、今回の体験会の柱になっている。
人権上の論点は、観光やレジャーを「行ける人だけが楽しむもの」にしない点にある。障がい者差別解消法は、行政機関や事業者に対し、不当な差別的取扱いを禁止し、合理的配慮の提供を求めている。海水浴場のような公共性の高い余暇空間では、施設管理、観光振興、ボランティア、医療・福祉専門職が連携しなければ、参加機会は個々の家族の努力に委ねられやすい。ビーチマットや水陸両用車イスは、その負担を地域側で分担するための具体的な手段となる。
須磨ユニバーサルビーチプロジェクトは、兵庫県神戸市長田区を拠点に、障がいのある人、高齢者、子どもを含む誰もが楽しめるユニバーサルデザインのビーチ普及に取り組んでいる。今回の二色の浜での体験会は、同法人が貝塚市内の協議会や理学療法士会、観光関係者と連携し、海水浴場の利用環境を実地で確認する機会にもなる。
NPO法人須磨ユニバーサルビーチプロジェクト「貝塚ユニバーサルビーチ体験会 in 二色の浜 2026」
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000161.000074318.html
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