岡山県、7月16日にDV啓発サポーター研修 地域で早期発見へ

この記事のポイント

1.岡山県は7月16日、「ストップDV!啓発サポーター」養成研修を岡山市北区で開く。
2.対象はDVに関する理解を深めたい人とDV防止施策の初任者で、定員は40人。
3.警察対応、子どもの視点、女性の視点から、DV被害者支援の基礎を学ぶ。

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岡山県子ども・福祉部地域福祉課は2026年7月16日、「ストップDV!啓発サポーター」養成研修を岡山市北区南方2-13-1のきらめきプラザ7階705会議室で開く。時間は午後1時30分から午後4時まで。定員は40人で、先着順に受け付ける。申込期限は7月9日だが、募集人数に達した場合は早期に締め切る。

研修は、地域におけるDV被害者の早期発見と普及啓発に取り組む「ストップDV!啓発サポーター」の養成を目的とする。対象は、DVに関する理解を深めたい人と、DV防止施策の初任者。申込みは岡山県電子申請サービスで受け付ける。問い合わせ先は、岡山県子ども・福祉部地域福祉課支援班となっている。

講座は4本で構成する。講座1は県子ども・福祉部地域福祉課によるオリエンテーションで、DVの基礎とサポーターの役割を扱う。講座2では、岡山県警察本部生活安全部人身安全対策課が、DV発生時の警察対応を説明する。講座3は県子ども・福祉部子ども家庭課が子どもの視点から、講座4は県女性相談支援センターが女性の視点から、DV被害者への行政支援を取り上げる。

DVは、配偶者や交際相手など親密な関係の中で起きる暴力であり、身体的暴力だけでなく、精神的暴力、性的暴力、経済的支配、行動の制限などを含む。被害者は、加害者との関係、子どもの有無、経済的事情、周囲への相談しにくさなどから、被害を外部に伝えにくい状況に置かれやすい。地域での早期発見を掲げる今回の研修は、専門機関だけでは拾いきれない異変を、身近な支援や相談につなげるための基礎づくりといえる。

子どもの視点を独立した講座として置いた点も重要である。家庭内でDVを目撃することは、子どもへの心理的虐待として扱われる場合がある。被害者支援を女性本人の保護だけで捉えると、同じ家庭で不安や緊張を抱える子どもの安全、発達、学習、生活環境への影響を見落とすおそれがある。警察、子ども家庭課、女性相談支援センターがそれぞれ講義を行う構成は、DVを治安、福祉、子どもの権利、女性支援の複合的な課題として扱うものとなっている。

人権上の論点は、被害者が暴力や支配から離れ、安全に相談できる環境を地域の中にどう確保するかにある。DV防止法に基づく相談・保護の仕組みがあっても、入口となる相談につながらなければ制度は機能しにくい。岡山県が養成する「ストップDV!啓発サポーター」は、7月16日の研修を通じて、DVの兆候、警察対応、行政支援、子どもへの影響を学び、地域で被害を孤立させない役割を担うことになる。

出典

岡山県
URL:https://www.pref.okayama.jp/page/945267.html
取得日:2026年6月1日

人権ニュース編集部

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