障害児家族向けイベントを全国検索 「dreampost.」公開

この記事のポイント

1.ゆいねこLabが、障害のある子どもと家族向けのイベント検索サイト「dreampost.」を公開
2.開催地域、日付、ジャンル、障害の特性などから全国の催しを絞り込める
3.主催者は無料で情報を掲載でき、チラシ画像をAIが読み取って入力作業を補助する

障害のあるお子さまと家族向けのイベント検索サイト「dreampost.」

ゆいねこLabは2026年5月19日、障害のある子どもと家族に特化したイベント検索サイト「dreampost.(ドリームポスト)」の提供を始めた。障害福祉、療育、発達支援、医療的ケア児、難病児、きょうだい児などに関する催しを全国から集め、開催地域、日付、ジャンル、キーワードで検索できる。利用料は、イベントを探す家庭、情報を掲載する主催者の双方とも無料としている。

掲載対象は、障害のある子ども本人だけではない。保護者やきょうだいを対象とする交流会、福祉・療育関係のセミナー、配慮のある映画上映、動物園や水族館の特別開放、スポーツ、音楽、旅行なども扱う。サイト上では、オンラインを含む開催地のほか、文化・芸術、子育て、福祉、映画、宿泊、乗り物などのジャンルから絞り込める。車いす、医療的ケア、カームダウン、介助者、オストメイトなどのキーワードも用意した。

主催者や関係者は、会員登録をせずに匿名で投稿する方法と、アカウントを作成して情報を管理する方法を選べる。チラシ画像をアップロードすると、AIがイベント名、日時、会場、料金、対象者などを読み取り、入力作業を補助する。投稿内容は運営側が確認してから公開する。福祉団体、親の会、自治体、地域施設などが小規模に開く催しは、SNS、紙のチラシ、個別のウェブサイトに情報が分散しやすい。無料掲載と画像読み取りは、専任の広報担当者を置きにくい団体の発信負担を抑える仕組みとなる。

イベント情報へのアクセスは、余暇の利便性だけの問題ではない。障害者権利条約30条は、障害のある児童が、遊び、レクリエーション、余暇、スポーツに参加する際、他の子どもと均等な機会を持つことを定める。同条約7条も、障害のある子どもが他の子どもとの平等を基礎として、人権と基本的自由を享有できるよう措置を講じるとしている。参加できる催しが存在しても、開催情報にたどり着けなければ、実際の参加機会には結び付かない。情報が見つからない状態も、社会参加を妨げる障壁の一つになり得る。

情報の一元化だけで、すべての家庭が安心して参加できるわけではない。障害の特性や必要な支援は異なり、会場の段差、車いす席、医療的ケアの可否、音や照明への配慮、途中退出、介助者の費用など、参加前に確認すべき条件がある。今後、掲載する主催者がこうした情報を具体的に示し、利用者が比較できるようになれば、検索から参加までの障壁をさらに減らせる。ゆいねこLabは、掲載イベントの拡充と検索・管理機能の改善を進め、福祉団体、NPO、親の会、自治体、レジャー施設との連携を広げるとしている。

出典

ゆいねこLab「障害のあるお子さまと家族向けのイベント検索サイト『dreampost.』を公開」
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000183965.html

出典 ゆいねこLab「dreampost.」
URL:https://www.yuineko.com/dreampost/

出典 外務省「障害者の権利に関する条約」
URL:https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page22_000899.html

人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、企業、公益団体、国際機関等が公表する一次情報をもとに、差別、労働、教育、福祉、司法・制度、外国人共生、ビジネスと人権などに関するニュースと解説を発信しています。掲載内容は、出典確認を行ったうえで、制度的背景や人権上の論点を補足して構成しています。

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