東京都人権啓発センターはこのほど、ろう者の文化への理解を深め、多様性が尊重される社会の在り方を考える催し「ろう文化のちから――手話狂言・トーク・上映」を開催した。近年、ろう者を題材にしたドラマや映画などへの関心が高まるなか、同センターは本行事を通じて、聞こえる人も聞こえない人もともに楽しめる文化の広がりを伝え、「インクルーシブシティ東京」を考える契機にしたいとしていた。
開催日は2024年3月20日で、会場は港区立赤坂区民センターホール。第1部では日本ろう者劇団による手話狂言「六地蔵」を上演し、第2部では、ろう演劇をけん引した故・米内山明宏さんの功績を振り返るトークと映像作品の上映。登壇者には日本ろう者劇団代表の江副悟史さんや作家の丸山正樹さんが名を連ね、黒柳徹子さんのメッセージ映像も上映した。
参加は無料で、定員は380人、事前申込制だった。主催は公益財団法人東京都人権啓発センター、共催は港区、協力は社会福祉法人トット基金。手話やろう文化を単なる福祉の文脈にとどめず、文化と表現の営みとして広く共有しようとする点に今回の特徴があり、共生社会の実現に向けて地域の人権啓発を具体化する取組として注目された。

出典
公益財団法人東京都人権啓発センター
URL:https://www.tokyo-jinken.or.jp/contents/event/ev-promotion-2023-02.html

