兵庫県、性的マイノリティが働きやすい職場へ 企業研修10月27日

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この記事のポイント

1.兵庫県は10月27日、企業・事業者を対象に「多様な性を尊重する職場づくり研修会」を神戸市で開催する。
2.性的マイノリティが働く際の課題、企業の取組事例、当事者の声を2時間のプログラムで扱い、後日オンデマンド配信も行う。
3.厚生労働省は、性的指向や性自認にかかわらず職場での性的な言動がセクシュアルハラスメントになり得ることを示しており、企業には雇用管理上の対応が関係する。

兵庫県の「多様な性を尊重する職場づくり研修会(企業・事業者向け)」
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当事者の声と企業事例を同じ研修で

兵庫県と公益財団法人兵庫県人権啓発協会は10月27日午後2時から4時まで、神戸市教育会館203会議室で「多様な性を尊重する職場づくり研修会」を開く。対象は企業・事業者で、会場定員は先着25人、参加費は無料。芝本正明・大阪企業人権協議会企業人権協サポートセンター長による「性的マイノリティが働きやすい職場づくり」の講演に加え、企業の取組事例と、企業で働く当事者の声を紹介する。

会場参加だけでなく、11月2日から12月2日までYouTubeで限定オンデマンド配信する。オンデマンドには定員を設けていないが、会場参加と同じく10月22日までの事前申込みが必要となる。勤務地や業務時間の制約から神戸市内の会場に参加できない事業者にも研修機会を広げる形だ。

職場のSOGIは「理解」だけの問題ではない

性的指向や性自認をめぐる職場課題には、差別的な発言やからかいだけでなく、本人の同意なく性的指向や性自認を第三者に伝えるアウティング、福利厚生や社内制度の利用、相談時のプライバシー確保など複数の論点がある。企業研修では、用語の理解だけで終えず、就業規則、相談対応、管理職の行動、情報管理にどう反映するかが実務上の課題となる。

厚生労働省は職場のセクシュアルハラスメントについて、同性に対する行為も対象となり、被害を受ける人の性的指向や性自認にかかわらず、性的な言動がセクシュアルハラスメントに該当し得ると説明している。2026年10月1日適用の指針でもこの考え方が示されている。性の多様性への対応は自主的な啓発だけではなく、既存のハラスメント防止措置とも接続する。

兵庫県の研修は、行政による制度説明、専門家の講演、企業事例、当事者の声を一つのプログラムに組み込んでいる。県は10月27日の研修と11月からのオンデマンド配信を通じ、企業が自社の就業環境や相談対応を点検するための材料を提供する。

出典

兵庫県「多様な性を尊重する職場づくり研修会(企業・事業者向け)」
URL: https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk57/press/20260928.html

厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」
URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/

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人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、裁判所、企業、公益団体、国際機関などが公表する一次情報を確認し、差別、子ども、障害者、高齢者、教育、福祉、司法・制度、外国人、ビジネスと人権などに関するニュース、制度解説、独自調査を発信しています。記事では出典を明示し、事実関係を確認したうえで、関連する法制度や統計、過去の経緯などを参照しながら、人権上の論点や社会的背景を整理しています。

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