熊本市、こどもの権利まんがスクール募集

この記事のポイント

1.熊本市が「こどもの権利」まんがスクールの参加者を募集している。
2.テーマは「こどもの意見を尊重する社会を目指して」で、対象は小学5年生から高校生年齢相当の人。
3.こども自身が描いたマンガを通じ、意見表明や相談の権利を同世代に伝える啓発手法が特徴となる。

熊本市のこどもの権利」まんがスクール

熊本市は2026年6月19日、「こどもの権利」まんがスクールの参加者募集を市公式サイトで案内した。テーマは「こどもの意見を尊重する社会を目指して」。市は、こどもの権利への理解と広報のため、こども自身が描いたマンガを活用して「こどもの権利」を広げる取組として、同スクールを開催する。

チラシによると、開催期間は2026年8月から11月までの全6回程度。第1回「はじめての集まり」は8月8日午前10時から正午まで、第2回は8月22日午前10時から正午までで、22日に来られない人には8月23日午前10時から正午までの日程も示されている。会場は熊本市中央区草葉町5番1号の中央公民館。対象は小学5年生から高校生年齢相当の人で、申込多数の場合は抽選となる。申込期間は7月1日から20日まで。

スクールでは、プロのイラストレーターから作画指導を受けられるほか、LINE相談も用意される。完成したマンガは、本市HP掲載や公共施設等での展示に活用される予定で、完成後には図書カード3,000円分が贈られる。問い合わせ先は熊本市こども局こどもの権利サポートセンターで、受付時間は平日午前9時から午後5時までとされている。

熊本市は、過去にもこどもの権利に関するマンガを公開している。令和7年度は「こどもの意見を尊重する社会をめざして」をテーマに、11人が作品を制作した。公開作品には、「意見を表す権利」を伝えたいとする中学3年生の作品や、「こどもにも主張する権利がある」「こどもには守られる権利がある」とコメントした高校2年生の作品などが含まれる。

人権上の論点は、こどもの権利を大人が教えるだけでなく、こども自身が表現し、同世代や地域に伝える仕組みにある。こどもの意見表明は、会議やアンケートだけで行われるものではない。文章で説明することが得意なこどももいれば、絵、物語、マンガのほうが自分の考えを表しやすいこどももいる。表現手段を複数用意することは、参加の機会を広げることにつながる。

熊本市のこどもの権利サポートセンターは、子どもの権利擁護に係る相談及び支援を業務としており、こどもホットラインや24時間365日のチャット相談も案内している。今回のまんがスクールは、相談窓口の周知と同じく、こどもが「困ったときに相談してよい」「自分の意見を持ち、伝えてよい」と知るための入口になる。熊本市こども局こどもの権利サポートセンターが、作品制作と広報を通じて、こどもの権利を地域に伝える取組を進める。

人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、企業、公益団体、国際機関等が公表する一次情報をもとに、差別、労働、教育、福祉、司法・制度、外国人共生、ビジネスと人権などに関するニュースと解説を発信しています。掲載内容は、出典確認を行ったうえで、制度的背景や人権上の論点を補足して構成しています。

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