1.千葉県男女共同参画センターが、DV被害者等自立支援講座「面前DVについて知ってみよう・2」を開催する。
2.当日配信は2026年9月5日午後1時30分から3時30分までで、Zoomウェビナー定員は80人。後日、YouTube配信も行う。
3.面前DVを、夫婦間の問題にとどめず、子どもの心理的虐待や回復支援の課題として考える内容となる。

千葉県男女共同参画センターは、DV被害者等自立支援講座「面前DVについて知ってみよう・2~親の暴力が子どもに与える影響~」を開催する。昨年度に反響があった「面前DV」を引き続き取り上げるもので、夫婦間の暴力や激しい言い争いを目の当たりにする子どもが、どのような気持ちを抱き、どのような影響を受けるのかを学ぶ内容である。
講師は、公認心理師・臨床心理士の信田さよ子さん。信田さんは、長年カウンセラーとして現場に携わってきた人物として紹介されている。当日は、講義に加え、チャットによる質疑応答の時間も設けられる。参加方法は申込制で、当日参加はZoomウェビナーによるオンライン講座、後日視聴は千葉県公式セミナーチャンネルでのYouTube配信となる。
当日配信は2026年9月5日午後1時30分から3時30分まで。定員は80人で、参加費は無料。ただし、視聴に必要な通信費は参加者負担となる。後日配信は2026年10月1日から2027年3月25日午後5時まで実施される。千葉県は、当日参加用と後日配信用の申込フォームをそれぞれ用意している。
面前DVは、子どもが直接殴られていない場合でも、子どもの安全と尊厳に深く関わる。内閣府男女共同参画局は、子どもの前で配偶者や家族に対して暴力をふるうことは、子どもへの心理的虐待に当たると説明している。暴力の場面を見聞きした子どもは、自分が家庭を壊したのではないかと感じたり、常に緊張した状態で生活したりすることがある。家庭内の暴力を「夫婦げんか」として軽く扱うと、子どもが受けた恐怖や混乱が見えにくくなる。
人権上の論点は、DV被害者の自立支援と、同じ家庭で生活する子どもの支援を切り離さない点にある。DVから逃れる過程では、被害を受けた親の安全確保、住まい、経済的支援、法的手続、心身の回復が課題になる。同時に、子どもにも、安心できる生活環境、話を聞いてもらえる関係、必要に応じた心理的ケアが必要となる。親への支援だけで終わると、面前DVを経験した子どもの困難が後回しになりやすい。
今回の講座は、千葉県総合企画部男女共同参画センターが問い合わせ先となり、オンラインと後日配信を組み合わせて実施される。DV被害者等自立支援講座として面前DVを扱うことで、千葉県は、親の暴力が子どもに与える影響を、家庭内の個別事情ではなく、相談・支援・啓発につなげるべき課題として示している。

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