徳島県、7月に男女共同参画6講座 防災・理系進路・DV支援

この記事のポイント

1 徳島県立男女共同参画総合支援センターが、2026年7月に防災、女子の理系進路、DV、無意識の偏見などを扱う6講座を実施する。
2 女子中高生を対象とする日亜化学工業の工場見学や、DV被害当事者と支援者向けの少人数講座を設ける。
3 映画上映では日本語字幕とヒアリングループを用意し、聴覚に障がいのある人の参加にも配慮する。

徳島県のうず潮

徳島県立男女共同参画総合支援センター「パーク テレコメディア」は、2026年7月に「フレアキャンパス講座」として、防災、理系進路、DV被害、無意識の偏見、子育て、自死遺族支援を扱う6講座を開く。会場は徳島市のアスティとくしまを中心とし、主催講座2件、民間団体などとの共催講座3件、推進事業1件を実施する。男女共同参画を抽象的な理念にとどめず、家庭、学校、職場、災害、福祉の各場面から考える構成となっている。

7月18日午後1時30分からは、中野裕文さん(徳島県防災人材育成センター活動推進員)が「楽しく学ぼう!夏休み防災教室」を担当する。地震や津波の基礎知識を学び、段ボールを使ったベッドとトイレの製作に取り組む。対象は子どもを含む一般で、推奨年齢は小学3年生程度から。定員は先着40人程度とする。避難所では年齢、性別、障がい、健康状態によって必要な設備や支援が異なるため、生活環境を自分たちで改善する体験は、防災を暮らしと尊厳の問題として考える入口にもなる。

7月30日には、女子中学生・高校生24人程度を対象に「理系女子応援セミナー バスで行く日亜化学」を実施する。日亜化学工業株式会社辰巳工場を見学し、「苦手だから」「女性だから無理」といった思い込みにとらわれず、多様な分野に関心を持つよう呼びかける。進路選択を本人の能力や関心ではなく性別で狭める固定観念を見直し、女子生徒が製造業や科学技術分野を具体的な選択肢として知る機会を設ける講座である。

共催講座では、7月9日に女性グループ・すいーぷが、DV被害を受けた当事者と支援者の女性10人を対象に「こころのcare講座『加害者とは』」を開く。7月16日の「フレアシネマ劇場」では、徳島県女性協議会によるアンコンシャス・バイアスの研修と、2024年公開の映画「正体」を組み合わせる。映画には日本語字幕を付け、会場のテレコメディアホールには補聴器などへ音声を送るヒアリングループを設置する。同日午前には、育児中の人や育児に関心のある人を対象とする「ほのぼの子育て お話スペース フレア」も行う。

7月12日には、家族を自死で亡くした人が体験や思いを語り合う「徳島あいの会」を第5会議室で開催する。定員は先着24人程度で、参加費は茶菓子代300円。一般向けの啓発講座だけでなく、DV被害当事者や自死遺族など、経験を安心して語れる限定的な場を同じ月間事業に組み込んだ点に、フレアキャンパス講座の特徴がある。7月の6講座は、徳島県立男女共同参画総合支援センターが、学習、体験、相談、当事者同士の交流を異なる方法で支える構成としている。

出典

徳島県立男女共同参画総合支援センター「【フレアキャンパス講座】令和8年7月講座案内」
URL:https://www.pref.tokushima.lg.jp/flair/event/7237937/7313817

人権ニュース編集部

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