1.高槻市は、令和8年度人権パネル展の前期企画として、DVをテーマにした展示を6月12日から始める。
2.展示は三箇牧、南大冠、如是、富田、阿武山、今城塚の6公民館を巡回し、8月31日まで開かれる。
3.DVを家庭内の問題に閉じ込めず、地域の学習施設で可視化する点に、人権啓発としての意味がある。

高槻市は6月12日から、令和8年度人権パネル展の前期企画として「DV(ドメスティック・バイオレンス)-ひとりで悩まないで-」を市内公民館で順次開催する。会場は三箇牧公民館、南大冠公民館、如是公民館、富田公民館、阿武山公民館、今城塚公民館の6館。各館の開館時間内に見ることができる。
開催期間は、三箇牧公民館が6月12日から6月22日まで、南大冠公民館が6月26日から7月6日まで、如是公民館が7月10日から7月20日まで、富田公民館が7月24日から8月3日まで、阿武山公民館が8月7日から8月17日まで、今城塚公民館が8月21日から8月31日まで。市内各地域の公民館を巡回することで、特定の会場に足を運びにくい住民にも情報が届きやすい構成としている。
DVは、身体的暴力だけでなく、精神的な支配、経済的な制約、交友関係の監視などを含む場合がある。被害が家庭内や親密な関係の中で起きるため、外部から見えにくく、本人が被害として認識しにくいこともある。今回のテーマに添えられた「ひとりで悩まないで」という言葉は、被害を個人の我慢や家庭内の処理に委ねない姿勢を示すものといえる。
公民館での人権パネル展は、講演会や相談会とは異なり、住民が日常的に利用する施設の中で情報に触れられる点に特徴がある。図書の貸出、講座参加、地域活動などのついでに展示を見る人も想定され、DVという重いテーマを、生活圏の中で考える入口にできる。啓発の目的は、被害者だけに情報を届けることではない。周囲の人が暴力や支配の兆候に気づき、孤立を深めない環境をつくることにも関わる。
高槻市の今回の展示は、前期企画として6月から8月にかけて行われる。公民館を所管する城内公民館が問い合わせ先となっており、市は三箇牧公民館から今城塚公民館まで、地域の社会教育施設を使ってDVに関する人権啓発を進める。

