熊本県、エイズデーポスターを9月3日まで募集

この記事のポイント

1.熊本県教育委員会は、令和8年度世界エイズデーポスターコンクールの作品募集を周知している。
2.対象は小学生、中学生、高校生で、応募締切は9月3日。児童生徒が個人で直接応募できる。
3.HIV・エイズの正しい理解と、HIV陽性者・エイズ患者への偏見をなくす啓発につなげる。

熊本県の阿蘇

熊本県教育委員会は6月4日、令和8年度世界エイズデーポスターコンクールの作品募集を学校向けに周知した。募集対象は小学生、中学生、高校生。応募締切は9月3日で、学校での取りまとめは不要とされ、児童生徒が個人で直接応募できる。

同コンクールは、公益財団法人エイズ予防財団が厚生労働省委託事業として実施する。12月1日の世界エイズデーに合わせ、全国の小学校、中学校、高等学校の児童生徒と一般を対象にポスターデザインを募る。作品制作を通じて、HIVとエイズについて考え、知識と予防への理解を深めることを目的としている。

募集区分は、小学生・中学生の部、高校生の部、一般の部の3区分。募集内容は、HIV感染予防に取り組むことを訴えるもの、HIV陽性者・エイズ患者への理解と支援を呼びかけるもの、HIV検査の受検を呼びかけるものとされている。学校教育の場では、感染症に関する知識だけでなく、偏見や差別を生まない表現を学ぶ機会にもなる。

応募作品は、四つ切り画用紙またはB3判の縦向きで作成する。規格外のサイズや横向きの作品は審査対象外となる。今年度は応募規格に余白の設定が追加されており、作品下部に65ミリメートルの余白を残す必要がある。コンピュータグラフィックスによる作品も、同じ条件で印刷して応募する。

応募上の注意では、過去の世界エイズデーのキャンペーンテーマの使用を控えること、今年度のキャンペーンテーマを使う場合は趣旨を理解した上で文言を変えずに使用することが示されている。キャッチコピーやデザインの表現は自由だが、できるだけ「エイズ」「AIDS」または「HIV」を入れるよう求めている。不適切な表現や誤った理解を招く表現は、審査時に選外となる場合がある。

審査では、HIVとエイズに関する正しい理解、HIV感染予防、HIV検査の周知、HIV陽性者・エイズ患者への理解と支援、多様性の尊重などの視点から、キャッチコピーやメッセージの正確性、表現の適切さ、ポスターとしての完成度などを確認する。募集区分ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作若干点を選考する予定で、結果は10月ごろ、エイズ予防情報ネットで発表される。

HIV・エイズをめぐる人権上の課題は、感染への不安や誤解が、本人への差別、排除、プライバシー侵害につながりやすい点にある。正しい知識に基づく予防、検査、治療への理解と、HIV陽性者を特別視しない態度は、学校での人権教育とも重なる。熊本県健康福祉部健康危機管理課は、県内の各小・中学校、県立学校、特別支援学校に対し、児童生徒への周知を依頼している。

出典
人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、企業、公益団体、国際機関等が公表する一次情報をもとに、差別、労働、教育、福祉、司法・制度、外国人共生、ビジネスと人権などに関するニュースと解説を発信しています。掲載内容は、出典確認を行ったうえで、制度的背景や人権上の論点を補足して構成しています。

人権ニュース編集部をフォローする
教育日本
シェアする
タイトルとURLをコピーしました