1.一般社団法人子どもいじめ防止学会が、第2回学術大会のプログラムを公開した。
2.大会は2026年7月11日・12日に東京医科大学病院で開かれ、SNS上のいじめ、科学的根拠に基づく対策、自傷・自殺との関係などを扱う。
3.教育、医療、心理、法曹、福祉の多職種連携を通じ、いじめを子どもの尊厳と心身の安全に関わる課題として検討する構成となっている。

一般社団法人子どもいじめ防止学会は2026年7月1日、同月11日と12日に東京医科大学病院で開催する「子どもいじめ防止学会 第2回学術大会」のプログラムを公開した。会場は東京都新宿区西新宿6丁目7番1号の東京医科大学病院本館8階・9階。対象は、教員、教育委員会職員、公認心理師、臨床心理士、医師、看護師、弁護士、福祉関係者、研究者、大学院生・学生など、子どものいじめ予防に関わる人とされている。
基調講演は「SNSといじめ――『異文化』としての思春期を理解し、多職種で子どもの心を守る」。講師は福島学院大学の内山登紀夫さんが務める。スマートフォンやSNSを介した子ども同士の関係は、大人から見えにくい場面がある。講演では、思春期を大人とは異なる文化として捉え、ネット上の人間関係、ネットいじめ、子どものメンタルヘルスを児童精神科医の視点から読み解く内容が予定されている。
招待講演では、評論家でNPO法人「ストップいじめ!ナビ」代表理事の荻上チキさんが、「いじめ対策は『根拠なき熱意』から脱却できるか――減少フェーズにおける〈根拠と効果のある実践〉の必要性」をテーマに登壇する。経験や熱意だけに頼るのではなく、調査や研究に基づく予防・対応を学校現場でどう実装するかが扱われる。記念シンポジウムには、内山さん、荻上さん、弁護士の森本周子さん、教育学の和久田学さんが登壇する。
特別講演は、国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦さんによる「いじめと自傷・自殺」。大会2日目には、分科会として「いじめ予防の取り組み」「いじめの重大化を防ぐために」「いじめとトラウマケア」の3テーマが設けられる。学校現場、教育委員会、児童精神科医、心理職、弁護士などの報告と討論を通じて、いじめの発生後対応だけでなく、予防、早期把握、心のケアまでを含めて整理する構成である。
人権上の論点は、いじめを単なる児童生徒間のトラブルとして処理しない点にある。いじめは、子どもの尊厳、学習への参加、安心して学校生活を送る権利、心身の安全に関わる。特にSNS上のいじめは、学校外の時間や家庭内にも影響が及びやすく、加害・被害の関係が教室内だけでは把握できない場合がある。学校だけで対応しきれない事案では、医療、心理、法曹、福祉の関与が、子どもの安全確保と回復支援を支える。
同学会によると、全国から100名を超える教育・医療・心理・法曹・福祉関係者の参加申し込みがあり、引き続き参加登録を受け付けている。報道関係者の取材も受け付ける。一般社団法人子どもいじめ防止学会は、SNS時代のいじめ、科学的根拠に基づくいじめ対策、いじめと自傷・自殺を主要テーマに、東京医科大学病院で2日間の学術大会を開く。
一般社団法人子どもいじめ防止学会/PR TIMES
URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000121905.html

