港区リーブラ、SNS性暴力講座を開催 スクショ拡散時代の被害防止へ

この記事のポイント

1.港区立男女平等参画センター「リーブラ」は、2026年7月27日にSNS性暴力をテーマとするオンライン講座を開く。
2.講座名は「消えないスクショ・シェアの時代に この画面に潜むSNS性暴力」。対象は区内在住・在勤・在学者、またはテーマに関心のある人。
3.講師は臨床心理士・公認心理師の飯岡慈生さんで、SNS上の性暴力と被害防止、加害者臨床を扱う。

港区のこの画面に潜むSNS性暴力

港区立男女平等参画センター「リーブラ」は2026年7月27日、オンライン講座「消えないスクショ・シェアの時代に この画面に潜むSNS性暴力~被害から、自分や身近な人を守るために~」を開く。開催時間は午後5時から7時までで、受付は午後4時45分から。会場はオンラインZoomで、定員は30名、参加費は無料。対象は区内在住・在勤・在学者、またはテーマに関心のある人とされている。

講座は、SNSが子どもの日常になっている状況を踏まえ、SNSを起因とした性暴力被害の低年齢化や、画像等が共有・拡散された後に完全削除が難しくなる問題を扱う。港区の案内は、SNSでは簡単にやり取りができる一方、誰とでもつながり、誰にでも伝わってしまう危険があり、子どもが被害者にも加害者にもなり得ると説明している。

講師は、臨床心理士・公認心理師の飯岡慈生さん。日本女子大学大学院人間社会研究科心理学専攻博士課程前期修了後、教育相談、スクールカウンセラー、精神科病院・クリニックなどで勤務してきた。司法分野では、刑務所内での性犯罪防止指導に携わった後、性障害専門医療センターSOMECで性犯罪者の社会内治療に関わっている。講座では、SNSにおける性暴力に加え、被害防止の観点から加害者臨床も取り扱う。

人権上の論点は、デジタル空間での性被害が、身体的接触の有無だけでは測れない被害を生む点にある。画像やメッセージは、本人の意思に反して保存、転送、再投稿されることで、学校、家庭、地域での生活を長く制約することがある。被害を受けた側に「なぜ送ったのか」「なぜ断らなかったのか」と責任を向ける対応は、二次被害につながる。被害防止の啓発では、危険な接触を避ける知識と同時に、被害に遭った後に相談しやすい環境を整える視点が欠かせない。

今回の講座は、港区の男女平等参画施策の中で、若年層のデジタル性被害を扱う啓発事業として読める。特に「消えないスクショ・シェア」という講座名は、SNS上の投稿や画像が本人の管理を離れて流通する構造を示している。学校や家庭での情報モラル教育だけでなく、ジェンダー、同意、性的自己決定、相談支援をつなげて理解する必要がある。

申込みは6月27日から、電話、FAX、ホームページ、リーブラ窓口で受け付ける。申込締切は定員に達し次第。オンライン講座のため一時保育はない。受講中に気分が悪くなった場合は聴講を中断してよいとの案内もあり、港区立男女平等参画センター「リーブラ」は、SNS性暴力を扱う講座であることを明示したうえで、7月27日のオンライン開催に向けて参加者を募集している。

出典

港区「この画面に潜むSNS性暴力」
URL:https://www.city.minato.tokyo.jp/jinken/jinken-danjyo/ribura_kouza/20260727snsseibouryoku.html

港区立男女平等参画センター リーブラ「消えないスクショ・シェアの時代に この画面に潜むSNS性暴力~被害から、自分や身近な人を守るために~」
URL:https://www.minatolibra.jp/events/course20260727/

人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、企業、公益団体、国際機関等が公表する一次情報をもとに、差別、労働、教育、福祉、司法・制度、外国人共生、ビジネスと人権などに関するニュースと解説を発信しています。掲載内容は、出典確認を行ったうえで、制度的背景や人権上の論点を補足して構成しています。

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