福岡県男女共同参画センター「あすばる」は、高校生がジェンダー平等について学び、同世代の若者や社会に向けて成果を発信する「高校生×ジェンダー平等ワークショップ」の参加者を募集している。募集期間は令和8年4月24日から6月12日まで。対象は、県内の高等学校などに在籍している高校生又は県内在住の高校生で、定員は20人程度。ワークショップは全5回で、7月25日、8月2日、8月8日、8月9日は午前10時から午後4時まで、8月22日は午後1時30分から3時30分まで、春日市のクローバープラザで開催される。出典によると、本事業は福岡県が公益財団法人福岡県女性財団に委託して実施する。
内容は、ジェンダー平等・男女共同参画についての講座、参加者が関心を持つテーマに関する意見交換、グループワークで構成される。「働くこととジェンダー」「防災・災害対応とジェンダー」など4テーマを扱う予定で、参加者が知識を受け取るだけでなく、自ら考え、話し合い、社会に発信する形式となっている。申込みは専用フォームから受け付けており、問い合わせ先は福岡県男女共同参画センター「あすばる」事業推進課とされている。
高校生を対象にしたジェンダー平等の学習は、学校教育における人権教育やキャリア教育とも深く関わる。性別によって進路、職業、家庭内役割、地域活動への関わり方が固定的に捉えられると、本人の選択肢は早い段階から狭められやすい。特に「働くこととジェンダー」は、将来の就職、賃金格差、育児・介護との両立、ハラスメント防止に直結するテーマであり、高校段階で考える意義は大きい。また、防災・災害対応におけるジェンダーの視点は、避難所運営、物資配布、性暴力防止、妊産婦や子育て世帯への配慮など、地域の安全に関わる実践的な課題である。
人権の観点からは、若い世代がジェンダー平等を「大人が決める制度」ではなく、自分たちの生活や将来に関わる問題として学ぶことが重要である。男女共同参画は、女性だけの課題でも、特定の立場の人だけの課題でもない。性別に基づく思い込みを見直し、誰もが希望する学び方、働き方、生き方を選択できる社会をつくるためには、教育段階から対話の経験を積む必要がある。福岡県のワークショップは、若者を啓発の対象にとどめず、発信の担い手として位置付ける点に意義がある。
福岡県「『高校生×ジェンダー平等ワークショップ』の参加者を募集します!」
URL:https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/r8genderworkshop-bosyu.html

