DPI日本会議、パロマ瑞穂スタジアム視察 高水準のバリアフリー評価

パロマ瑞穂スタジアム

認定NPO法人DPI日本会議は、名古屋市内に新築されたパロマ瑞穂スタジアムを視察し、日本最高水準のバリアフリーが整備された施設だと評価する報告を公表した。スタジアムは2026年秋に開催される愛知・名古屋アジア競技大会、アジアパラ競技大会のメイン会場として整備された陸上競技場で、4月19日のオープン日に視察が行われた。

報告によると、総席数約3万席のうち車いす席は303席で、2025年6月施行の改正バリアフリー法の義務基準である0.5%以上を大きく上回る1%超を確保した。1階上部を一周する形で車いす席を配置し、十分なサイトラインを備えるほか、バリアフリートイレ、カームダウン・クールダウン室、低い売店カウンター、30人乗り大型エレベーター、傾斜1/20の緩やかなスロープなども整備された。最寄り駅周辺の歩道整備やエレベーター増設計画も進んでいるという。

当日は名古屋の車いす利用者に加え、沖縄、大阪、東京、茨城など各地の障害当事者も視察に参加し、今後のスタジアム整備の参考にした。近年は公共施設のアクセシビリティ向上が進む一方、観戦環境や移動動線まで含めた一体的整備はなお課題が残る。今回の事例は、障害当事者の視点を取り入れた施設整備が、誰もが同じ空間でスポーツ観戦を楽しめる環境づくりにつながることを示している。

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