
公益財団法人東京都人権啓発センターは、2026年6月23日に東京ウィメンズプラザホールで「令和8年度就職差別解消促進月間人権啓発映画会」を開く。東京都が毎年6月を「就職差別解消促進月間」と定めて実施している取組の一環で、参加費は無料、定員は240人、事前申込制の先着順としている。
上映作品は2本で、1本目は厚生労働省制作の啓発ドラマ「公正な採用選考をめざして~共に歩む未来へ~」。応募者の適性や能力と無関係な家族構成や愛読書などを尋ねる不適切な質問に着目し、人権を尊重した採用選考の必要性を描く内容という。2本目は映画「ぼくとパパ、約束の週末」で、自閉症のある子どもと父親の関係を軸に、相互理解と家族の再構築を描く作品として紹介されている。
採用の場における差別は、部落差別を含む身元調査や不適切質問の問題として長く指摘されてきたが、近年は障害理解や多様性尊重の観点も含め、企業の採用実務全体を問い直す課題となっている。今回の映画会は、制度説明だけでは届きにくい人権課題を映像を通じて可視化し、企業や採用担当者、市民が「公正な採用選考」を具体的に考える契機となりそうだ。
出典
公益財団法人東京都人権啓発センター
URL:https://www.tokyo-jinken.or.jp/contents/event/ev-movie-2026-01.html

