滋賀県、新学期前に子どもの相談窓口周知 LINEと夜間電話も

この記事のポイント

1.滋賀県は夏休み明けを前に、子どもに向けた知事メッセージと相談窓口を公表した。
2.「こころのサポートしが」のLINE相談や、午後9時以降も別窓口につながる電話相談を案内する。
3.子ども本人への「相談して」という呼び掛けだけでなく、周囲の大人にも変化を気に掛けるよう促している。

滋賀県

滋賀県は夏休み明けを前に、学校や友人関係、勉強、部活動などに不安を感じる子どもへ向けた知事メッセージと相談窓口を公表した。県は「こころのサポートしが」のLINE相談と、午前9時から午後9時まで利用できる「こころんだいやる」を案内。午後9時から翌朝9時までは「子どもナイトだいやる」につながる体制としている。

特徴は、子ども本人だけに問題解決を委ねていない点にある。知事メッセージは、保護者や教職員など周囲の大人に対しても、身近な子どもの様子を気に掛けるよう呼び掛け、「家庭や学校以外にも自分を気にかけてくれる大人がいる」ことの必要性を示している。

相談窓口を設置しても、子どもが自ら電話をかけることには心理的なハードルがある。声で話すことが難しい子どもにとって、LINEなど文字による相談手段を選べることはアクセスを広げる。夜間に悩みが強くなった場合に窓口が途切れないことも、相談経路の設計として重要となる。

ただし、「困ったら相談して」という情報提供だけで子どもの安全が保障されるわけではない。相談後に学校、福祉、医療、児童相談所など必要な支援へつながること、本人が望まない形で情報が広がらないよう説明することも必要となる。滋賀県の今回の周知は、相談先の存在を新学期前に改めて示す取組であり、その後の支援につながる仕組みまで含めて運用することが子どもの権利保障につながる。

出典

滋賀県「新学期を控える皆さん。つらいこと、誰かに話してみませんか」
URL: 滋賀県の案内ページ

関連用語

子どもの権利
URL: 用語集個別ページ

人権ニュース編集部

人権ニュース編集部は、官公庁、自治体、企業、公益団体、国際機関等が公表する一次情報をもとに、差別、労働、教育、福祉、司法・制度、外国人共生、ビジネスと人権などに関するニュースと解説を発信しています。掲載内容は、出典確認を行ったうえで、制度的背景や人権上の論点を補足して構成しています。

人権ニュース編集部をフォローする
教育福祉
シェアする
タイトルとURLをコピーしました