注目

教育

『ヨイトマケの唄』が描いた労働と貧困 母子の尊厳を歌った1965年

美輪明宏「ヨイトマケの唄」を人権の視点から読み解く。1965年の作品が描いた女性の肉体労働、職業への偏見、子どもの貧困といじめを、現在のひとり親世帯の統計とともに整理する。
司法・制度

「放送禁止歌」は誰が決めたのか 要注意歌謡曲制度と表現の自由

「放送禁止歌」は本当に国が禁止した歌だったのか。民放連の要注意歌謡曲制度の成立と1983年の廃止、1987年の一覧表消滅をたどり、表現の自由、検閲、差別表現と放送倫理の関係を解説する。
注目

無らい県運動 住民通報と警察協力で進んだ患者隔離

無らい県運動とは何だったのか。1929年ごろから行政、警察、地域住民が患者発見と療養所への隔離に関与し、戦後も継続した。長野県の住民聞き込み、愛知県の未収容患者305人、2024年度意識調査から差別形成の過程を解説する。
日本

龍田寮児童通学拒否事件 黒髪小で1,928人中76人登校

1954年、ハンセン病患者の子どもが通うことになった熊本市立黒髪小学校で同盟休校が発生。全校1,928人中76人しか登校しなかった龍田寮児童通学拒否事件を、教育権、家族差別、国籍差別、現在の家族補償制度から解説する。
日本

ハンセン病療養所の納骨堂 遺骨が故郷に戻れなかった理由

ハンセン病療養所の納骨堂にはなぜ多くの遺骨が残るのか。国立13療養所で2020年時点1万6,801柱。家族との断絶、改葬費制度、国による永久管理、2026年の保存方針から、死後まで及んだ隔離政策の影響を解説する。
司法・制度

学校健診とプライバシー 事前説明なし16.6%、文科省が再徹底

学校健診ではどこまで脱衣が必要なのか。文部科学省の2026年中間まとめと学校現場の調査を基に、着衣での診察、プライバシー配慮、事前説明、児童生徒本人の受診義務の有無を整理する。
注目

読書バリアフリー法7年 自治体計画55%、中核市は32%

読書バリアフリー法の対象と仕組みを解説。2026年2月時点の自治体計画策定率55%、中核市32%、みなサーチ約347万点、送信承認館447館の最新状況から、視覚障害やディスレクシアなどの読書・情報アクセスを整理する。
司法・制度

医療費が払えない人を支える無料低額診療事業 全国745施設の仕組み

医療費の支払いが難しい人を支える無料低額診療事業を解説。社会福祉法上の仕組み、対象者、全国745施設の実施状況、減免基準、院外処方の薬代、生活保護の医療扶助との違いを整理する。
司法・制度

逮捕後も警察署に留め置く「代用刑事施設」 8126人収容と防御権の論点

逮捕後の被疑者を拘置所ではなく警察署の留置施設に収容する「代用刑事施設」。2024年度の1日平均代替収容人員は8,126人だった。捜査と留置の分離、弁護人との接見、国連の勧告から制度の人権上の論点を整理する。
国際

日本語が分からなくても「同意」は成立するか 外国人患者と医療通訳

日本語を十分に理解できない外国人患者の医療同意はどう保障されるのか。厚生労働省の医療通訳育成カリキュラム、外国人患者受入れマニュアル、インフォームド・コンセント、家族通訳の課題を整理する。