ヒューマンライツ・ナウ、レバノンでの攻撃停止と避難民帰還を求める声明

国際人権NGOヒューマンライツ・ナウはこのほど、レバノンにおけるイスラエルによる継続的な攻撃と民間人の大量追放を強く非難する声明を公表した。声明では、攻撃の即時停止、軍の撤退、避難民の安全な帰還の許可、重大な人権侵害に対する責任追及を求めている。

声明は、2026年4月8日の空爆を含む一連の攻撃について、民間人居住地域が標的となり、多数の死傷者が出たと指摘した。あわせて、避難命令や警告が不十分なまま攻撃が行われた地域があったことや、ジャーナリストや医療従事者への被害、橋梁や病院、発電所など民間インフラの破壊が生じていることを問題視している。

また、同団体は、最近の紛争で120万人以上が避難を余儀なくされ、その多くがレバノン南部のシーア派イスラム教徒コミュニティの住民だとしたうえで、避難民の帰還妨害や一部地域の継続的占領は国際人道法に反する可能性があると訴えた。国連当局者による非難の声も紹介し、敵対行為の停止と対話再開の必要性を強調している。

ヒューマンライツ・ナウの声明は、武力衝突の被害を単なる安全保障上の問題ではなく、民間人保護と避難民の権利の問題として捉え直す内容となっている。国際社会が事実関係の検証と責任追及を進められるかどうかは、紛争下の人権保護の実効性に影響を与えそうだ。

出典

ヒューマンライツ・ナウ
URL:
https://hrn.or.jp/news/28967/

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