1.奈良県が「しあわせ」をテーマに、タイトル15字以内、本文100字以内の人権メッセージを募集する。
2.応募対象は小学生以上で、住所地を問わず、郵送、ファックス、専用フォームから受け付ける。
3.入賞作品は作品集にまとめ、2026年度の人権啓発冊子として活用される。

奈良県は6月18日、2026年度の人権メッセージの募集を始めた。テーマは「しあわせ」で、小学生以上であれば県内外を問わず応募できる。作品はタイトル15字以内、本文100字以内とし、応募は1人1点。締切は9月16日必着で、郵送、ファックス、専用の応募フォームから受け付ける。
募集は、小学生の部、中学生の部、高校生・一般の部の3部門で行う。専修学校生は高校生・一般の部に含まれる。作品は自作で未発表のものに限り、人権メッセージ・エピソード選考委員会が各部門の大賞、優秀賞、佳作を選考する。入賞者の発表は2027年2月ごろを予定し、記念品も贈る。
奈良県地域創造部人権施策課は、自分が日常で感じる幸せを振り返るとともに、周囲の人がどのようなときに幸せを感じるのかを想像することで、価値観の違いに気づく機会にしたいとしている。児童・生徒は個人でも学校単位でも応募でき、学校から提出する場合は、作品ごとの氏名、学年と併せて、提出作品数や担当者名を記載した応募者名簿を添付する。
入賞作品は作品集にまとめ、奈良県の人権啓発冊子や人権施策課のウェブサイトなどで使用される。県はこれまでにも「ありがとう」「ささえあい・たすけあい」「あなたらしく、じぶんらしく」「やさしさ」などをテーマに作品集を制作してきた。「しあわせ」も過去の作品集で扱われており、今回は同じ言葉を通して、現在の生活や人間関係を改めて見つめる募集となる。
「しあわせ」は身近で参加しやすい反面、何を幸せと感じるかは、家庭環境、健康状態、障害、経済状況、文化的背景などによって異なる。人権啓発として扱う際には、特定の家族像や生活のあり方を当然のものとせず、他者の感じ方を自分の基準だけで判断しない姿勢が欠かせない。100字という短い形式は、応募者が自身の経験を整理し、異なる立場にある人の生活を想像する入口になり得る。
応募には住所、電話番号、氏名、年齢などの記載が必要となる。奈良県は、これらの個人情報を入賞発表、副賞の送付、作品集への掲載以外には使用しないとしている。寄せられた作品を冊子として配布するだけでなく、学校や地域の人権学習でどのように読み、異なる「しあわせ」について話し合うかが、奈良県人権施策課による啓発事業の具体的な活用場面となる。
奈良県「令和8(2026)年度人権メッセージを募集します!!」
URL:https://www.pref.nara.lg.jp/n039/p100020.html

